アドビ システムズは3月5日、持続可能な開発目標(SDGs、エスディージーズ)をテーマにした学生向けコンテスト「ハローキティと一緒にHello! SDGsクリエイティブアイデアコンテスト」の優秀賞を発表した。
計121作品の応募があり、小・中・高校が対象の「学校部門」には70作品、大学生・短大生・専門学校生が対象の「学生・個人部門」には51作品がエントリーした。
「学校部門」からは小学校で1作品、高校で5作品、「学生・個人部門」からは2作品の合計8作品が優秀賞に選出された。受賞者にはAdobe Creative Cloudのライセンス1年分が贈呈される。
なお、応募作品の制作には、ビデオ編集ソフト「Adobe Premiere Rush」またはメディア制作ツール「Adobe Spark」が使用され、SDGsの活動を応援している「ハローキティ」の指定モチーフも提供された。
受賞者、作品名、使用したアプリは以下の通り:
学校部門(小学校・中学校・高等学校)
- 成田高等学校(千葉県):「支援をもっと身近に手軽に ~アプリを考えてみた!~」(Adobe Premiere Rush)
- 亀岡市立東別院小学校(京都府):「Our SDGs 私たちの提案する 豊かで幸せな未来」(Adobe Spark Page/Post/Video)
- 岐阜県立岐南工業高等学校(岐阜県):「マイクロプラスチック問題 ~まずは知って、考えて!~」(Adobe Spark Video)
- 千葉県立銚子高等学校(千葉県):「あなたが行動すればこの世界は良い方向へ向かっていく」(Adobe Premiere Rush)
- 成城学園高等学校(東京都):「持続可能な水作り」(Adobe Spark Video)
- 茨城県立那珂湊高等学校(茨城県):「海を守ろう!浦島太郎」(Adobe Premiere Rush)
学生・個人部門(大学生・短大生・専門学校生)
- 東北芸術工科大学(山形県) デザイン工学部企画構想学科・2学年:「2030年を「価値観の違いを否定するのではなく、多様性を受け入れる社会」にするための企画のご提案」(Adobe Spark Page)
- 藤女子大学(北海道) 人間生活学部人間生活学科:「子どもが主体!「なんで?」探求型授業~持続可能な社会に向けて~」(Adobe Spark Video)
同コンテストを監修した石井雅章准教授(神田外語大学)は次のようにコメントしている。
「小学生から大学生まで幅広い視点から、オリジナリティのある作品が揃い、どの作品も甲乙つけがたく選出に苦労しました。『持続可能な開発目標(SDGs)』達成のためには、若い世代のアイデアやアクションを世界にどんどん発信し、普及させていくことが重要です。一方で、頭の中で思い描いたメッセージやアイデアを自分以外の人にうまく伝えることは簡単ではありません。デジタルツールの上手な活用は、自身が考えていることや活動していることを、相手に適切に伝えることを可能にします。本コンテストへの参加を通じて、SDGsに対するより一層の関心と理解が高まり、学生たちそれぞれのアクションにつながることを期待しています。」
受賞作品のウェブページや動画は、コンテスト専用ウェブサイトで実際に確認することができる。
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- 修正履歴
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- 2020/03/07 19:41 東北芸術工科大学の所在地を修正しました:宮城県→山形県
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