ルークス高等学院の生徒12名は、「渋谷区の課題をAIによって解決する」をテーマにしたアイデアを提言すべく、12月12日に長谷部健渋谷区長を表敬訪問した。
今回提言したアイデアは、11月に同校がグリッドと共同で行った、2日間のAIアイデアソン合宿から生まれたもので、以下の4案となる。
- 横断歩道にホログラムを活用(投影)し、渋谷の集客力を向上するプラン
- 渋谷駅に道案内プロジェクターを設置し、外国人観光客の案内をするプラン
- 渋谷にあるお店を3タップでマッチングするアプリ「サジェストア」
- 子育て環境を推進させるために、子育て支援タブレットを家庭に設置するプラン
これらの提言を受けた長谷部区長は、「立派! 非常に面白かったです。特に、子育て支援タブレットは面白いですよね。渋谷区でも高齢者見守りサポートを強化しているので、高齢者に対してもAIサービスを取り入れてくると有難い。子育てと高齢者への2パターンで展開してくれると行政としては非常に欲しいシステムですね」と、高く評価した。
さらに、区長はテクノロジーを用いて解決したい課題として、「ハロウィーンやカウントダウンなど、人が集まるイベントにおける混雑やトラブル」を挙げている。
また、区長が生徒たちに渋谷区のイメージを尋ねた場面では、「何でも揃っている」「もっと街中に緑がほしい」「人が多すぎる」といった、率直な意見が飛び出した。
今回の訪問の最後に、区長は「渋谷区は多様な人や物が集まる区なので、多様な物をよりバランスよくできるテクノロジーが生れるとよいと思っています。ぜひ今回のアイデアをさらにブラッシュアップして実現して頂きたいと思います」との言葉を贈っている。
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