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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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イベントレポート(STEAM教育)(AD)

子どもたちの目がキラキラ! 好奇心と探究心を育むデータサイエンス体験をSASジャパンが提供

「なつやすみ 親子でデータサイエンス2019」レポート

 世界的にも注目される仕事であるデータサイエンティスト。その一端を体験できる小学生向けのイベントが、2019年8月24日、25日に東京都港区の六本木ヒルズ森タワーで開催された。主催はアナリティクス(データ解析)のリーディング・カンパニーである「SAS Institute Japan(SASジャパン)」。そのイベントレポートとともに、SASが取り組む未来のデータサイエンティスト育成支援について同社代表取締役社長の堀田徹哉氏、オブザーバーを務めた玉川大学の伊部敏之氏、実践女子大学の竹内光悦氏にお話を伺った。

左から実践女子大学 竹内光悦氏、SAS Institute Japan 堀田徹哉氏、玉川大学 伊部敏之氏
左から実践女子大学 竹内光悦氏、SAS Institute Japan 堀田徹哉氏、玉川大学 伊部敏之氏

現役データサイエンティストがボランティアで親子の協働作業を支援

 夏休みの子どもたちで賑わう六本木ヒルズ。森タワー内にあるSASジャパンの本社イベントルームで小学生向け統計教育ワークショップ「なつやすみ親子でデータサイエンス」が開催された。7月上旬から小学2年~6年の児童とその両親を対象に各日30組(全60組)の募集を行なったところ、5倍以上の応募があったという。

 当選した参加者たちは、あらかじめSASが用意したビデオやワークブックに則って、テーマや仮説の設定、データ収集などの事前準備を行い、当日に臨んだ。保護者に様子を聞くと、「普段は言わないと宿題をやらないのに、『やらないと六本木に行けないから!』と自分から率先して作業していました」とのこと。事前準備をしてきたという自信もあってか、子どもたちはやや緊張しながらも期待感いっぱいの面持ちだ。

 イベントの開始にあたり、SASジャパン代表取締役社長兼SAS Institute Inc.副社長日本韓国地域統括の堀田徹哉氏が挨拶に立ち、「今日の体験をきっかけに、将来、データサイエンティストを目指す人が出てきてくれたらうれしいです。まずは1つの作業を通じて、お父さん・お母さんと仲良くなること、そして自由研究として宿題を仕上げることを目的にしています。ぜひ楽しんで有意義な時間を過ごしてください」と子どもたちに語りかけた。

SAS Institute Japan 代表取締役社長 堀田徹哉氏
SAS Institute Japan 代表取締役社長 堀田徹哉氏

 続いてSASジャパンのスタッフから、まとめ方のポイントとして「グラフの上手な使い方」や「色使いやイラストの工夫」などのアドバイスがなされ、タイムスケジュールの説明が終わると、いよいよ2時間半にわたる作業が開始された。

当日のタイムスケジュール

  • 13:00~13:10 挨拶
  • 13:10~13:20 イベントの説明
  • 13:20~15:55 ポスター制作
  • 15:55~16:35 アピールタイム
  • 16:35~17:05 結果発表~表彰
  • 17:05~17:15 終わりの挨拶

 1組の親子が1つのテーブルにつき、そこにボランティアのSAS社員が1人ずつスタッフとして参加するというスタイル。そのほとんどが現役のデータサイエンティストだという。二度目の参加というA氏は「子どもたちの新鮮な好奇心と熱意に触れて、データサイエンスの面白さを再確認したことで仕事への意欲にもつながりました。今回も皆さんに楽しんでもらうだけでなく、自分も楽しみたいと思います」と語る。

 参加者のプロフィールは、家族4人での参加や中学生と小学生の兄弟チーム、関西圏からの参加などさまざま。テーマも多岐にわたり、自宅にある太陽光装置の発電・電力使用状況について兄弟で分担したり、ニュースを見て高齢者の自動車事故に関心を持ったり、身近な経験を起点に興味や疑問を感じていることが伺える。

 今回は事前にデータを集め、調べた結果をグラフなどで視覚的にまとめ、全員の前でプレゼンテーションを行うのが目標だ。大きな模造紙を前にいきなり直書きする子もいれば、持ってきた資料をスタッフに解説して表現のアドバイスをもらおうとする子、グラフ表現で意見が割れて話し合いをする親子もいた。それぞれが思い思いのアプローチでポスターに取り組み、約2時間半という長時間でほとんどが休憩も取らずに作業に熱中していた。

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SASが掲げる「Data for Good」の活動の一環として開催

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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