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公民連携でEdTech推進! 民間主導で先進的な学びが可能になる

最年少新宿区議の視点から、EdTechを考える 第3回

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 2020年のプログラミング必修化に向けて、公教育の現場でもEdTechに関する議論が活発になりつつあります。国では、学校教育を所管する文部科学省のみならず、総務省や経産省による、公教育以外の場でEdTechを進める動きが加速しています。本連載は新宿区議会議員である筆者が、地方議員の立場からEdTech推進のためにできること、やるべきことについてお伝えします。第1回では地方における教育行政の重要性、第2回では公教育におけるICT環境についてお伝えしてきました。今回は、コンピューターを用いた学びを行う上で欠かせない要因である、民間との関わり方について紹介します。

民間に仕事をお願いするには、行政にもノウハウが必要

 公立の学校で必要とされるすべての業務を公務員だけで担うことはできません。今回は新宿区の事例を中心に紹介しながら、公教育の産学連携についてお話しします。

 第2回のテーマでもありましたが、ICT機器の整備は民間と一緒に進める必要があります。どのような教育を実現したいのか、教育委員会でもビジョンが明確になっていなければ、巨額の投資が無駄になってしまう可能性があります。

 インターネット上でも、ICT環境の整備について事例が紹介されています。こうした情報を事前に確認することも有効です。

 学校でプログラミング教育を行う際にも、民間との連携が必要です。これまでも、学校ごとにさまざまな取り組みが行われてきました。

 新宿区立落合第六小学校ではSCSKグループの社会貢献活動「CAMP」と連携し、授業を行っています。平成29年度の授業は小学6年生で合計2回行われており、小さなコンピューター「ピコクリケット」を用いて、ロボットを動かしたり音を鳴らしたりする、ロボットコンテストが開かれました。

 落合第六小学校の竹村校長は、他区の小学校に勤務していた2009年から、ピコクリケットを使ったワークショップに取り組まれてきました。その結果、ノウハウが蓄積されています。プログラミングが必修化される前から熱心に動いている先生方がいらっしゃる一方で、先生の間でも温度差があり、取り組みを広げられるかが今後の課題です。

ピコクリケットを用いたロボット
ピコクリケットを用いたロボット

 新宿区では授業以外でもプログラミング教育の機会が提供されています。学外では、「レガスサイエンスフェスタ」というイベントが毎年行われています。こちらは科学体験や工作体験ができる小学生向けのイベントで、タブレットによるプログラミングや3Dプリンタを用いた教室、ロボット操作などのプログラムが用意されています。民間によるさまざまなプログラムを1日で体験することが可能です。


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著者プロフィール

  • 伊藤 陽平(新宿区議会議員)(イトウ ヨウヘイ)

     新宿区議会議員(無所属)。立教大学在学中に起業し、IT事業を立ち上げる。2015年に初当選。文教子ども家庭委員会、個人情報保護審議会に所属する。プログラミング教育や情報セキュリティに関する提言を行っている。また、Code for Shinjukuの代表として、区内小学校等で子どもプログラミングが学...

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