SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

次回のオンラインセミナーは鋭意企画中です。準備が整い次第、お知らせいたします。

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

ニュース

全国の高等学校における生徒用ICT端末「生徒1人に1台」配備が95.1%──家庭での費用負担割合は増加【旺文社調査】

 旺文社は、同社独自のリストに基づく全国の国公私立高等学校(中等教育学校を含む/高等専門学校・高等専修学校を除く)を対象に実施した、ICT機器・サービスの導入・利用状況、および生成AIの活用実態に関するアンケート調査の結果を2月9日に発表した。同調査は、2025年12月上旬〜2026年1月中旬の期間に行われ、547校から回答を得ている。

 調査対象の高等学校に生徒用ICT端末の配備状況を尋ねたところ、「生徒1人に1台」という回答が合計で95.1%となっている。費用負担の方法や端末機種の指定の有無といった内訳をみると、「個人費用負担/学校指定端末」(39.9%)がもっとも多い。それに続く「学校費用負担/学校指定端末」の割合は28.9%で、前年度の調査から4.5ポイント減少している。一方で、「個人費用負担/機種の指定なし」の割合は23.2%となり、前年度の調査よりも4.6ポイント増加した。

 高等学校で導入・使用している生徒用ICT端末の種類については、「タブレット型PC」が前年度の調査に引き続いて最多となっている。「ノート型PC」も、一部の高等学校で根強く利用されている。

 高等学校でのネットワーク環境の整備状況について尋ねたところ、「校内のどこでも無線でのネットワークを使用できる」という回答が、前年度の調査と同様に半数超を占めている。校内の通常授業で無線ネットワークを利用可能な高等学校は合計で85.4%となり、インフラ整備率は高止まりしている。

 なお、「生徒用のネットワーク環境を整備していない」と回答した11校のうち7校は、中等教育学校(6年制)だった。

 生徒用ICT端末の活用に関する課題は、「安定したネットワーク環境の整備」が54.7%となり、前年度調査から1.6ポイント増加している。

 また、「インターネットを使用する機会が増えることにともない、回線が繋がらなくなることも増えてしまった」という回答もみられた。

 ICT活用の必要性を感じる場面としては、前年度調査で減少傾向だった「映像授業・動画視聴」「オンライン遠隔授業」「リモートでの課題配信」「生徒・保護者への連絡」の各項目で、4〜7ポイント程度増加している。

 「情報・探究などの授業」(62.3%)は前年度から2.1ポイント増加し、もともと需要が高くはない「クラブなど課外活動」(18.5%)も、4.6ポイント増となっている。

 AI技術・ツールの活用状況を尋ねたところ、「授業や生徒指導にかかわる校務」「学校運営にかかわる校務」「学校行事や部活動」「保護者への対応」の4項目すべてで、「まあまあ活用できている」が前年度調査よりも大幅に増加している。「十分活用できている」と「まあまあ活用できている」を合わせた割合も、4項目すべてで4割超を占めている。

 「まあまあ活用できている」と「あまり活用できていない」を合わせた中間回答層は7〜8割となっている。とりわけ「授業や生徒指導にかかわる校務」では、「あまり活用できていない」が減少している。なお、「まったく活用できていない」の割合は4項目すべてで大幅に減少している。

 2017年から行われている同調査で得られた10年間の推移データに基づき、ネットワーク環境の整備状況の変化をまとめた結果は、以下のとおりとなっている。

 GIGAスクール構想の推進や新型コロナ禍によるオンライン需要もあって、2021年度〜2022年度を境に「有線のみでネットワークを使用できる」高等学校が大きく減少している。また、モバイル端末配備の拡大と合わせて、2023年度には「通常教室で無線ネットワークを利用できる」という高等学校が8割超に達している。「校内のどこでも無線ネットワークを使用できる」という高等学校は、10年前は1割未満だったが、2025年度には5割超となっている。

 生徒用ICT端末活用についての意識の変化をみると、2017年度調査では「活用できている」と「活用できていない」がおよそ半数に二分されていた。その後、徐々に「活用できている」派が増加し、2025年度以降は8割超に達している。「十分活用できている」の割合は、新型コロナ禍中の2021年度に1割超となり、2025年度以降は2割超の水準を保っている。

 ICT活用における課題の変化は、10年間の調査を通じて「教員の活用スキル引き上げ」がトップとなっている。

 「十分な端末数の配備」を課題に挙げる割合は、1人1台の端末配備が浸透した2022年度〜2023年度に急落した。ただし、2025年度から選択肢に加わった「充電切れや故障などへの対応」は5割弱となり、運用面での課題はいまだに根強いことがうかがえる。

 新型コロナ禍中の2022年度からは、「生徒の情報モラルの向上」を挙げる回答が急増し、最新の調査でも66.2%を占めている。生徒への教育や情報管理では、ICTを通したコミュニケーションの難しさ、利用サービスの増加にともなうアカウント管理の煩雑さといった課題も挙げられている。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EdTechZine(エドテックジン)
https://edtechzine.jp/article/detail/13475 2026/02/17 15:30

おすすめ

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング

イベント

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング