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Z会、小学5年生〜高校3年生を対象にした非認知能力アセスメント「SELF+eZ」をリリース

 Z会は、小学5年生〜高校3年生向けの非認知能力アセスメント「SELF+eZ(セルフィーゼット)」を、2月2日にリリースした。同アセスメントは、米RAD Science Solutionsのリチャード・D・ロバーツ博士(Richard D. Roberts, Ph.D)が全面協力し、星槎大学大学院 教育学研究科 客員教授である北川達夫氏監修のもと開発が進められた。なお、おもな対象は自治体となっている。

 米RAD Science Solutionsは、OECD(経済協力開発機構)において、PISA(OECD生徒の学習到達度調査)などさまざまな教育測定プロジェクトの開発経験を有する組織。リチャード・D・ロバーツ博士は、同組織のCEO兼共同設立者となる。

 同アセスメントで測定可能な「非認知能力(non-cognitive skills)」とは、目標達成への意欲、やり抜く力、自制心、協調性、共感性などの資質や能力を指す。非認知能力は、IQや教科学力とは異なり、テストによる数値化が困難とされている。

 OECDは、非認知能力を「目標の達成」「他者との協働」「感情のコントロール」に関するスキルと整理して、社会情動的スキル (Social and Emotional Skills) と定義している。さらに、個人のウェルビーイングや社会・経済的成果にも影響を与える測定可能かつ育成可能な個人の特性として、認知的スキル(cognitive skills)とあわせて重要な能力であると位置付けている。

 「SELF+eZ」は、リチャード・D・ロバーツ博士とともに理論的根拠と世界的な実績に基づいて開発された。実施方法は、児童生徒の学習端末を用いることを想定したCBT(Computer Based Testing)形式となっている。また、探究学習などの観点別評価における、客観的評価ツールとしても利用できる。

 また、同アセスメントの測定指標は「ビッグファイブ(BIG5)」理論をベースとして、児童生徒の非認知能力を可視化する。「ビッグファイブ(BIG5)」とは、「人の性格は5つの因子によって構成される」という学説に基づく指標で、OECDの「社会情動的スキルに関する調査(SSES)」でも、児童生徒の社会情動的スキルの形成、および発達に関する要因を評価する際に使われている。

 同アセスメントの測定指標は以下の通り。

  • 創造と革新の能力:オープン性・創造性と改革能力(科学や芸術など、人類の築き上げた世界と文明を深く理解し、新しいものをすすんで受け入れ、自分で新たなものを作り出す能力)
  • 自己管理の能力:誠実さ・自己管理能力(目標を設定し、それに向けて自分の思考、感情、行動を適切に調整することによって効率的に行動し、自分の能力を最大限に発揮する能力)
  • コミュニケーションと社会参画の能力:感情回復の能力外向性・社会参画能力(知らない人にも進んで話しかけ、人間関係をつくり、集団の中で積極的に発言することによって、さまざまな活動に主体的に関わっていく能力)
  • 感情回復の能力:感情の安定・感情回復能力(プレッシャーやストレスを受け流し、自分の気持ちと向き合いながら、冷静さを保ち、困難な状況も忍耐力を発揮したり、立ち直ったりする能力)
  • チームワークと協働の能力:協調性・チームワークとコラボレーション能力(義理と人情にあつく、相手の気持ちを大切にし、だれにでも優しく接し、すすんで手助けのできる能力)

 「アセスメント結果は成績ではなく、児童生徒の個性である」という方針から、同アセスメントの個人フィードバックレポートには、偏差値などの数値的な概念はない。児童生徒の意識啓蒙のため結果に応じた行動指針が、5つの項目ごとに記載される。

 さらに同アセスメントは、工夫された3種類の質問形式によって構成されている。自己申告問題以外も設定することでバイアスを排除し、より科学的で信頼性の高い測定精度を実現している。

 また、同アセスメントはIRT(Item Response Theory、項目反応理論)に基づいた分析を行う。これにより、毎年の経年比較はもちろん、同一年度内に異なる問題セットで複数回実施した場合でも、「等化(統一尺度での数値化)」による比較で児童生徒の変化を正確に把握できる。

 同アセスメントを複数回実施することで、児童生徒の「変化」についても的確に把握でき、今までの教育施策の効果測定や今後に行う教育施策のデータとして役立てられる。

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https://edtechzine.jp/article/detail/13470 2026/02/13 17:30

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