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エナジード、「自己効力感の向上」「学力向上への意欲」「具体的学習行動」を指標に学力向上につながる背景を検証

 エナジードは、学研ホールディングスとの資本業務提携の取り組みの一環として、学研グループ各社との連携に基づく1年間の追跡分析を実施。このたび、中高生を対象とした同調査の結果を11月11日に発表した。

 今回の調査は、学研グループの学習塾に在籍する中高生3249名に対して、2024年4月〜2025年3月の1年間にわたって実施された。エナジードが提供している次世代型キャリア教育「ENAGEED」の授業(CORE)と通常授業を並行しつつ、「学習の目的意識」「自己効力感」「具体的学習行動」の3指標を継続測定。定期テスト・内申などの学力データと突合して追跡分析を行っている。

 同分析によって、「学習の目的意識」「自己効力感」「具体的学習行動」の3指標がすべて向上した生徒は、同期間のうち4月〜12月で偏差値が平均5.5ポイント上昇したことが明らかになった。特に、将来像の具体化(目的意識)や学習時間・学びの工夫・目標設定(学習行動)の伸びが、学力の伸長と並走する傾向が確認されている。この結果は、文部科学省が学力の3要素の1つとして位置づける「学びに向かう力」の重要性とも整合する知見となっている。

 生徒は、「ENAGEED」の授業と日々の学習を往復する運用のもとで、自ら発言する機会の増加、学習計画の具体化、「自分ならできる」という自己効力感の高まりといった、前向きな変化が幅広く報告された。

 さらに調査過程では、教員による小さな変化をその場で承認する声かけや次の一歩を具体化するフィードバックが、生徒の積極性・継続行動の促進に寄与する傾向が観察されている。また、その変化を目の当たりにした教員側でも「もっと支援できる」という実感の高まりが確認され、学習行動の好循環が生まれる兆しがみられたという。

 エナジードでは、今回得られた知見を基盤として学校・自治体・塾との連携を広げていく。単なる学習支援に留まらず、生徒一人ひとりが「自分ならできる」と実感できるという自己効力感のある状態を、日常の授業・生活に根づかせる教育環境を目指す。さらに「自己効力感 → 学習行動 → 学力」の好循環を出発点として、「学力の持続的向上」「不登校へのアプローチ」「関係づくり・予防(次段展開)」の3領域での実装と検証を加速し、再現性の高い運用モデル化と第三者評価の導入を進めていく。

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