COMPASSは、提供する学習eポータル+AI型教材「キュビナ」と、日本文教出版が提供するデジタル教科書との連携において、アプリケーション間の相互連携機能を実装したことを、10月21日に発表した。また、同機能を使用し、2025年度よりキュビナを正式採用している大阪府和泉市内の市立中学校にて、デジタル教科書とAI型教材の連携による学習効果に関する実証を開始した。

1人1台端末環境におけるさまざまなサービスについて、個々の活用の深化に加えて、サービスの垣根を越えた連携や教育データの利活用がNEXT GIGAの重要テーマとなっている。キュビナは、学校教育の主たる教材である教科書と、関連する教材がシームレスに接続することは、子どもたちの「個別最適な学び」に必要不可欠と捉え、文部科学省検定済の主要教科書に準拠した問題をキュビナのAIで個別最適に学ぶことができる「キュビナ 教科書×AI コンテンツ」のリリースに加え、キュビナとデジタル教科書の学びをシームレスにつなぐアプリケーション連携にも取り組んできた。
今回、キュビナと日本文教出版が提供するデジタル教科書とのアプリケーション間の相互連携機能の実装が完了した。同機能は、デジタル教科書と、教科書に準拠した問題を搭載したキュビナのAI型教材を相互接続することで、双方をシームレスに行き来しながら、より学びやすく、より個別最適に学ぶことができることを目的としている。
デジタル教科書からキュビナへ
デジタル教科書上のキュビナのアイコンをタップすることで、教科書の内容に対応するキュビナの問題にジャンプし、教科書で学習した内容の演習にタイムリーに取り組める。基礎と発展の2つの難易度から問題を選ぶことができ、生徒の理解度に応じた演習に取り組める。

キュビナからデジタル教科書へ
キュビナの問題画面に表示された教科書のアイコンをタップすることで、対応するデジタル教科書の該当ページにジャンプし、教科書で学習することができる。一つひとつの問題だけではなく、問題一覧画面や問題グループのトップ画面からも、デジタル教科書へ連携している。


和泉市における実証期間は9月から12月。対象生徒は同市の中学校1・3年生の計457人で、対象科目は数学となる。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア