みんがくは、札幌国際大学・札幌国際大学短期大学部と包括連携協定を締結したことを、9月1日に発表した。同協定は、生成AIの教育的活用を通じて、大学教育の質的向上と次世代教育モデルの共創を目的としたもので、6月より連携を開始している。

昨今、生成AI技術はChatGPTに代表されるように急速に進化し、教育現場においてもその活用が注目されている。同社は教育現場に根ざした実証的な取り組みを重視しており、同連携では次の4つの重点分野を中心に、同学との共同実践を進めていく。
個別最適化された学習支援環境の提供
同社が開発する「スクールAI」を活用し、同学におけるオンデマンド授業や大人数授業でも、AIによる対話的かつ個別化された学習支援環境を提供する。
AI時代に求められる倫理教育の共創
学生がAIを適切かつ誠実に活用できるよう、AIリテラシーと学術的倫理の両面を指導する教育プログラムを同学とともに開発。AI利用ログの記録や不適切使用の検知システムも導入予定である。
教員の業務効率化とAI活用スキル向上
レポート評価支援機能などの導入により、教員の業務負担を軽減。あわせて、AIの授業活用に向けた研修コンテンツも提供し、教員のスキルアップを支援する。
教育効果の検証と全国への発信
半年間の実証研究を通じて得られた学習データや実践成果を分析・可視化し、教育DXにおけるAI活用の有効性と課題を明らかにする。成果は学会や論文を通じて広く共有する予定。
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