NTTドコモの社会科学系の研究所であるモバイル社会研究所は、全国の小学生および中学生と、その保護者を対象に実施した、「2024年親と子の調査」の結果のうち、情報機器を利用した授業の実施頻度について5月8日に発表した。同調査は2024年11月に行われ、1300組から回答を得ている。
調査結果によれば、小学校高学年・中学校では約3割が学校でタブレット端末やパソコンといった情報機器を毎日利用していることがわかった。一方で、月に2、3回以下の利用も約3割となっており、実施頻度は学校・クラスごとに大きな差があることが明らかになっている。

情報機器を利用した授業頻度について、調査結果を地域別でみると、地域によっても差がみられた。

情報機器を利用した授業の感想(「進捗状況の把握」「意見の言いやすさ」「他人を参考にする」)に対し「そう思う」「少しそう思う」と回答した割合を、情報機器を利用した授業の頻度と組み合わせてみると、多くの項目で、情報機器の利用頻度が高いグループで「そう思う」「少しそう思う」と回答した割合が高い傾向がみられる。

ICTスキルについて「できる」と答えた割合と、情報機器を利用した授業の頻度と組み合わせてみた場合では、学年によって異なるものの、情報機器を利用した割合の高いグループほど、「できる」割合が高い。

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