Aoba-BBTは、北陸学院と2025年1月7日付で提携契約を締結した。同提携により、両者の強みを掛け合わせて北陸学院の教育環境を一層充実させるとともに、教育の高度化・国際化を目指す。
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北陸学院は、1885年に創立された幼稚園・小学校・中学校・高等学校・大学を擁する総合教育機関。キリスト教の精神に基づく人格教育を重視し、地域社会に根差した教育活動を展開してきた。一方で、近年の少子化や高等教育市場の変化にあわせ、より持続可能な運営体制を確立すべく、新たな成長戦略の検討が求められていた。
Aoba-BBTは、日本最大級の幼・小・中・高一貫の国際バカロレア認定インターナショナルスクール、および100%オンラインで経営学士・経営学修士が取得できるビジネス・ブレークスルー大学・大学院を擁し、EdTechや国際教育において豊富な実績を有する。国際バカロレア教育の普及や先進的なオンライン教育手法の開発・提供に注力して、多様な学習ニーズに対応してきた。
両者は、互いの教育理念とこれまで培ってきたノウハウ・リソースを結集して、北陸学院が担う伝統ある教育環境をより高度化・グローバル化することで、新たな学びの可能性を地域に広げることを目指す。
今後は、Aoba-BBTが有するデジタルツールの活用ノウハウやグローバルスタンダードを踏まえたカリキュラム開発を進めるとともに、北陸学院の歴史・教育方針を尊重しつつ、学びの質をさらに向上させる。2025年度からは、新たなICT活用型プログラムやグローバル人材育成を目的とした英語教育の拡充、海外連携プログラムの導入などについても検討を進め、地域における教育の選択肢を広げていく。
同提携では、北陸学院の建学の精神である「The fear of the Lord is the beginning of wisdom.」(主を畏れることは知恵のはじめ)を引き続き尊重して、「キリスト教教育の継続」と「北陸学院の名称の存続」を確約する。在校生・保護者は、これまでと変わらない教育方針の下、安心して学んでいける環境が保たれる。
さらに、歴史ある伝統を大切に守りつつ探究型学習やICT活用など時代のニーズに即した教育プログラムを拡充することによって、児童・生徒・学生一人ひとりの学びの可能性を広げる取り組みを強化していく。とりわけ、グローバル化が進む社会への対応として、英語教育の強化や海外大学との連携プログラム、国際バカロレア(IB)の理念を取り入れた新たなカリキュラム導入についても、協議を深めているという。
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