東急は、渋谷区立の小学校やN高等学校・S高等学校において、同社の「まちづくり」をテーマとした探究学習の授業支援を、11月に開始する。
今回開始される探究学習の授業支援では、同社が1922年の創立以来100年以上にわたって進めてきた「まちづくり」の歴史やノウハウに基づいて授業プログラムを作成し、教育現場への提供を行う。
授業プログラムには、同社グループにて幼児教育から高等教育まで幅広い教育・研究活動を展開する東京都市大学グループや、学童保育事業を展開する東急キッズベースキャンプで培った、日々のさまざまなアクティビティや教育プログラムを通じた、「社会につながる人間力=非認知能力」の育成に関するノウハウや知見も活用される。
具体的には、幅広い事業経験を有する同社の社員が、講師として「将来、どのようなまちが必要か」といった探究のメインテーマを掲げ、「まちづくり」の基本の考え方や参考事例として同社の取り組みを紹介(インプット)する。続いて、児童生徒がチームごとに探究を実践し発表(アウトプット)する予定となっている。
同授業を通して、探究の進め方を学ぶとともに「まちづくり」に興味を持って、自身の住んでいる街への愛着心を醸成する。さらに、高等学校では教室内の講義だけではなく、同社が開発した施設を見学するフィールドワークや、同社グループの施設に向けた施策の立案から実行、効果検証までを行うプログラムの提供も予定している。
より実社会に近いプログラムを実施することによって、実際に企業で行われているプロジェクトの進め方や難しさを体感してもらい、児童生徒が社会に出る上で必要な力を身に付けられるようにすることを目指す。
授業プログラム例は以下の通り。
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