チエルは、同社が提供するWebフィルタリングツール「InterCLASS Filtering Service」において、Ver.5.3へのバージョンアップを11月に行う。フィルタリング技術はそのままに、特に使用頻度が高い6つの機能をそれぞれ強化。管理者の使いやすさを向上させ、教育現場の安心・安全をサポートする。
「InterCLASS Filtering Service」は、LTE通信や家庭学習・校外学習においてもWebフィルタリングが可能なChromebook専用システム。国内Webフィルタリングソフト最大クラスの148カテゴリーとインターネット上の有害サイトを高精度にブロックする。一方で、各種フィルタリングは個々のニーズに沿って柔軟に設定できるため、あらゆる教育現場で安心なインターネット環境を実現する。
またサーバーなしで利用できるクラウド型Webフィルタリングにより、管理画面からChrome拡張機能をインストールするだけで学習者端末へルールの設定を適用できる。
「InterCLASS Filtering Service」のバージョンアップのおもな内容は以下の通り。
1.ログ出力画面機能強化
メインカテゴリーだけではなく、サブカテゴリーごとの集計結果をCSV出力できる。
2.カテゴリーアラート機能強化
「人を自殺に誘引・勧誘する情報」以外の「違法薬物およびその利用を助長する情報」といった不法なカテゴリーもカテゴリーアラートを通知できる(デフォルトは「自殺誘引」のみ)。
3.利用時間帯設定機能の追加
Webサイトを利用できる時間帯について、複数の曜日を一括で簡単に設定できる。設定した時間外はすべてのカテゴリーがブロックされる。適用優先順位は時間帯設定と同じ。
4.例外URL確認機能の追加
登録したいURLが、例外URLではどのように判定されるのか確認できる。検索結果にヒットしたものは編集・削除・優先順位の変更が可能になる。
5.サンプルルールの再読み込み機能の強化
サンプルルールの読み込みがより直感的にわかりやすくなった。サンプルルールをテンプレートルールとして再読み込みできる。
6.リリースノート機能の追加
バージョンアップデート後に初めてログインしたユーザーに対してアップデート情報を表示する機能を追加。各オンラインヘルプからも確認が可能になった。
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