ゼンリンは、北九州市教育委員会と「学校におけるICT活用推進に向けた連携協定」を3月8日に締結した。同協定の締結は、民間企業であるゼンリンと市教育委員会が協働して独自性のあるICT教育を推進し、子どもたちの学びの深化やシビックプライドを醸成することを目的としている。
両者は、ゼンリンが提供している小学校向けプログラミング教材「まなっぷ School Edition」の商品化に向けたヒアリングおよび実証試験を北九州市内の小学校で行うなど、2018年より連携してきた。また、市教育委員会はGIGAスクール構想の実現に向け、「Scratch」を活用したプログラミング教育など、ICT教育に取り組んでいる。
この度、ゼンリンが保有する地図を活用したプログラミング教材や学習指導案などのノウハウが、市教育委員会が目指す「ICT教育推進」および「地域理解・シビックプライドの醸成」に寄与できると双方が考え、連携協定を締結する運びとなった。
同協定に基づき、両者は北九州市におけるICT活用推進に向けて、以下のような連携・協力を行っていく。
- 市立小中学校において「地図を活用したプログラミング教育」の推進に資すること
- 「教育現場における地図の活用とプロモーション」に資すること
- その他、両者が必要と認める事項に関すること
2023年度のおもな連携内容としては、ゼンリンからの学校へのインストラクター派遣による、児童生徒・先生のICT活用力向上、地図を活用したプログラミング発表会の実施を予定している。
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