Microsoftは、2月9日(現地時間)に開催された年次イベント「Microsoft Reimagine Education」にて、複数の教科における児童生徒の進捗状況の取得・レビュー・分析をサポートし、効率化するための新たなカテゴリーの学習ツール「Learning Accelerators」を発表した。
「Learning Accelerators」には、CoachツールとProgressツールが含まれる。Coachツールは児童生徒にリアルタイムの指導と自己学習の機会を提供する。Progressツールは教員が課題をパーソナライズし、有効なインサイトに基づいたフィードバックや指導を行うことができるよう設計されている。
あわせて、Reading ProgressとReading Coachを「Learning Accelerators」の新たなカテゴリーとして加えるとともに、2023年後半に予定されているアップデートでは、Reading Progressへの理解度チェックテストの追加、およびImmersive ReaderへのReading Coachの提供などが行われる。
Reading Coachは、Word Online、OneNote、Microsoft Teams Assignments、Minecraft Education、Flipなどにおいて、Immersive Readerに組み込まれるようになり、すべての児童生徒に流暢に読むための練習とリアルタイムのフィードバックを提供。WebやImmersive ReaderをサポートするMicrosoft 365アプリ上で、読書に集中できるよう支援する。
そのほか、同イベントではさまざまな機能を紹介している。まず、Microsoft Teamsに組み込まれた、あらゆる年齢層のさまざまな習熟度の児童生徒に対して、個別指導を可能にするよう教員をサポートするSearch Coachや、Teams for Education内で教員が実用的な洞察の支援によって短時間で児童生徒個人・小グループ・教室全体に向けた練習課題を作成・レビュー・分析し、生徒の学習を指導して進捗を管理できるようにするSearch Progress。児童生徒のスピーキングやプレゼンテーションのスキルを向上するためのツールであるSpeaker ProgressとSpeaker Coach。数学の問題の各パーツを分解し、各ステップや操作をより詳細に説明することで、特定の解に到達した理由と方法をより批判的に考えるよう支援するMath Coach、教員による数学の練習問題作成を支援し、生徒がどの概念を難しいと考えているかを特定し、フィードバックや個別サポートをより効率的に提供できるよう支援するMath Progress。さらに、Microsoft 365 EducationのすべてのバージョンでのEducation Insights Premiumの提供などが発表された。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア