ネットワンシステムズは、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」の加速に向けて、和歌山県橋本市立学校19校(小学校14校、中学校5校)の校内無線LAN環境を構築し、GIGAスクール向けに「Cisco Meraki運用サービス」の提供を開始したことを、10月19日に発表した。
同基盤では、クラウド管理型無線LAN「Cisco Meraki MR」シリーズと、クラウド管理型スイッチ「Cisco Meraki MS」シリーズを活用して、児童生徒の教育ICT環境を支えている。
今回整備した校内無線LAN環境では、総務省が推奨している災害時用SSID「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」に対応しており、災害時に担当者が複雑な操作をすることなく、簡単かつ迅速に「00000JAPAN」に切り替えられるよう、ネットワンシステムズが独自開発したWebアプリケーション「防災Wi-Fiキット for Meraki」をオプションとして導入した。
平常時に授業で利用されている校内無線LANを、ワンタッチで「00000JAPAN」へ切り替えられるので、災害時に避難してきた市民向けにインターネット接続を提供することが可能となる。スマートフォンやパソコンからWebアプリケーションサーバにアクセスすることで、API連携によって学校単位、APグループ単位で一括して「00000JAPAN」を有効/無効化できる。
Webアプリケーションによって、避難所が増えても迅速な「00000JAPAN」の展開をどこからでも実現となり、避難所の「00000JAPAN」を利用している端末数といった無線LANの情報を可視化することで、現地に行かなくても情報の収集が可能になる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア