やる気スイッチグループは、同社が展開する教室に通う未就学児~高校3年生の児童・生徒、およびその保護者を対象に実施した、夏休みの宿題・自由研究についてのアンケート調査の結果を、7月23日に発表した。同調査は、7月15日~20日の期間に行われ、569組の親子から有効回答を得ている。
調査対象者のうち、児童・生徒に夏休みの宿題の取り組み方について尋ねたところ、「締切の直前・夏休みの最終日にまとめてやる」という回答(7.2%)はもっとも少なく、「すぐやる」(35.5%)や「計画的にこなす」(27.1%)が主流であった。
夏休みの宿題を「すぐやる」と答えた割合は、小学生がもっとも多く(39.9%)、学年別では小学2年生(50.9%)が特に多い。「計画的にこなす」という回答も小学生に多くみられ、とりわけ5年生(35.6%)や6年生(40.7%)が多くを占めている。高校生では「空いている時間にこなす」(56.7%)が最多となった。なお、普段の宿題については「すぐやる」(46.2%)が最多となり、「計画的にこなす」(9.1%)という回答は夏休みの宿題と比較して少ない。
普段の宿題や夏休みの宿題を、誰かに手伝ってもらっているかを尋ねた質問では、「自分で頑張る」という回答が普段の宿題では85.4%だったものの、夏休みの宿題では67.1%に留まっている。学齢別では、小学5年生までが保護者に手伝ってもらうという回答が多い一方、高校3年生では11.1%に減少した。
夏休みの宿題の好き・苦手を、種類別に尋ねたところ、好きな宿題としては「タブレット学習」(49.0%)がもっとも多く、小学生で56.4%、中学生で45.3%、高校生で40.0%を占めている。苦手な宿題では「読書」(54.7%)が最多となり、小学生の51.2%、中学生の65.0%、高校生の53.3%が苦手として挙げた。
前年(2021年度)の夏休みは、自由研究に取り組んだか、今年は取り組む予定かを尋ねた質問では、38.8%が自由研究は必須の宿題のため「取り組んだ/取り組む予定」と答えている。自由研究が任意の宿題と回答した人を合わせると、52.7%が自由研究に取り組んだ/取り組む予定だという結果となった。学年別では、小学6年生の42.2%が夏休みの他の宿題よりも自由研究が好きと回答した。しかしながら、中学生以上では自由研究よりもその他の宿題をこなすので精一杯という回答が多くなる。
普段の宿題・夏休みの宿題の量について、保護者の希望を尋ねたところ、普段の宿題では63.3%、夏休みの宿題では57.6%が、「量にはこだわらないが、その日/1学期の復習をしっかりできるようにしてほしい」との要望を寄せた。夏休みの宿題については、「勉強時間を確保するため、多めに出してほしい」(12.8%)、「遊びばかりにならないよう、多めに出してほしい」(9.7%)といった宿題の量を増やすことを望む意見が、「塾や習い事との両立のため、少なくしてほしい」(9.1%)や「子どもに取り組ませるのが大変なため、少なくしてほしい」(5.6%)よりも多い。
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