学研ホールディングスは、同社の調査・研究機関である学研教育総合研究所が、全国の小学1~6年生とその保護者1200名、高校1~3年生600名を対象に実施した、日常生活や学習に関するアンケート調査の結果を、「小学生白書」「高校生白書」として12月24日に公開した。これらの調査は、8月27日~30日の期間に行われている。
小学生に対して、友だちから嫌われないために、自身の意見を言わないことがあるかを尋ねたところ、「よくある」(10.3%)と「ときどきある」(51.3%)を合わせた割合が61.6%に達した。男女を比較すると、「ある」という回答は女子の方が6.2ポイント多く、「よくある」「ときどきある」という回答がもっとも多かったのは小学6年生女子(74.0%)となっている。学年別では、男女ともに学年が上がるほど「よくある」「ときどきある」という回答が多くなる傾向がみられる。
そのほか「小学生白書」では、2021年のお年玉の平均総額が2万823円であることや、80%超の小学生が通信機器を利用した学習に満足していることなどが紹介されている。
高校生に対して、友だちと話す際に意思疎通しやすいと感じる方法を尋ねた質問では、男女ともに「直接合って話す」(69.7%)が最多となった。また、男子よりも女子の方が、「直接合って話す」対面でのコミュニケーションを好む割合が14.7ポイント高く、女子よりも男子の方が「電話で話す」「LINEやメールなど文字やスタンプで話す」といった、非対面でのコミュニケーションを好む割合が約6ポイント高い結果となっている。
そのほか「高校生白書」では、将来つきたい職業1位が「エンジニア・プログラマー」であることや、約4割の高校生の進路選択に新型コロナウイルス感染症が影響を及ぼしたこと、5割超の女子が「男性のほうが有利」と感じていることなどを明らかにした。
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