
さまざまな背景・理由により「不登校になった」「不登校になってしまった」小学生・中学生は、年々増加しています。本人が望まない不登校を減らすための取り組みも大事かもしれませんが、私は不登校児童生徒数が20万人近くに達した今、不登校になっても支障がない学校・教育・社会システムが必要という立場を取っています。本記事は、担当されているクラスに不登校の児童生徒がおり、どう対応すればよいのかと悩む教員・関係者の方々や、お子さまが小学校・中学校で不登校になり、悩んでいる保護者の方に向けたものとなります。また当事者にとっても、一度客観的に不登校を数字で見てみることで「不登校って普通だったんだな」という風に捉えられるようになり、過去を引きずらないようになっていただければ幸いです。筆者も小学校・中学校時代に不登校を経験しており、その経験をきっかけとして、不登校や中退の研究を行っています。
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池本 駿(株式会社ジェイック マーケティング開発部)(イケモト シュン)
2016年に慶應義塾大学経済学部を卒業し、同大学院にて3年間で2つの修士号(経済学・工学)を取得。研究業績に、大学中退者の就業形態や賃金に着目した論文等。 『池本駿・鈴木秀男. (2019). 高等教育中途退学が就業形態や賃金に与える影響. 日本経営工学会論文誌, 70(1), 1-9.』...
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