スタディプラスは、同社の運営するStudyplusトレンド研究所が、学習管理アプリ「Studyplus」上で全国の高校生を対象に実施した、「進路と地域に関するアンケート」の結果を10月21日に発表した。同調査は、8月8日〜13日の期間に行われ、1703名から回答を得ている。
調査対象者に、進学先はどの地域を検討しているかを尋ねたところ、「市町村内」と「都道府県内」を合わせた割合は北海道(49.4%)がもっとも多かった。関東や近畿では8割が地方内への進学を希望している。一方、「地方外」を検討する割合がもっとも高かったのは、中国地方(61.8%)となっている。

家庭の経済状況は進学の選択に影響するかを尋ねた質問では、「非常に影響している」をスコア3、「ある程度影響している」をスコア2、「あまり影響していない」をスコア1、「まったく影響していない」をスコア0として集計すると、北海道、東北、九州のスコアが高く、関東や近畿のスコアは低かった。「地方外」への進学希望者が多かった中国地方も、他の地域と比較すると低いスコアとなっている。

保護者は、自身が進学する地域について、どのような考えがあると思うかを尋ねたところ、「特に意向はない」という回答が最多だったのは関東となった。「地元を希望している」という回答は北海道でもっとも多く、近畿、九州、中国がそれに続いた。「地元以外を希望している」という回答は四国と中部から多く寄せられている。

大学の情報はおもにどこから得ているかという質問に対して、その回答を地方別でみると、いずれの地方も「大学の公式サイト・資料」が最多となり、多くの地方で「SNS」がそれに続いた。一方で、北海道では「学校の教員」(16.9%)が2位にランクインしている。

大学についての情報に満足しているかという質問について、その回答を地方別でみると、いずれの地域も「ある程度満足している」という回答が6割となった。

一方で、進学先と地方について思うことを自由に答えてもらったところ、「地域によって情報やアクセスに差があると感じる」といった意見が寄せられている。

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