イーオンは、5~15歳の子どもを持つ全国の保護者529名を対象に実施した、「(学校以外における)子どもの英語・英会話学習」に関する調査の結果を、9月27日に発表した。同調査は、8月13日~16日の期間に行われている。
調査対象者に、新型コロナ禍による学習状況の変化について尋ねたところ、「わからない・特にない」という回答が6割を占める一方で、変化があったケースとしては「自宅・オンライン・個人での学習機会が増えた」が上位になった。
新型コロナ禍で浸透したオンライン・個人学習を通じてできると思うことを尋ねた質問では、一定数以上の保護者が「子どもの成長に合わせた学び方」「学習意欲の維持」「長期的な学習の継続」「集中できる環境づくり」について、「できる」「どちらかといえばできる」と考えている。
オンラインや教材などを使って自宅学習だけをさせている保護者に、オンライン学習でできることを尋ねたところ、約6割が「子どもの成長に合わせた学び方」「学習意欲の維持」「長期的な学習の継続」について「できる」「どちらかといえばできる」と回答した。
子どもの成長において大切といえる「友だちづくり」や「コミュニケーション力の向上」については、集団学習で「できる」「どちらかとできる」と回答した人が上位となっている。
英語4技能について、最初に学ぶべきものを尋ねた質問では、「リスニング(聞く)」が7割超で最多となった。
年齢別では、小学生以下では約4割が「英語の音声や動画などを見る、聞く」と答えており、「発音練習」がそれに続いている。一方、中学生では高校受験を意識して「単語・文法の暗記」がもっとも多かった。
英会話に必要だと思う語学力以外の能力を尋ねたところ、「伝える力(伝達力)」「表現する力(表現力)」「友だちと仲良くする力(コミュニケーション力)」が上位を占めている。
将来に向け伸ばしたい子どもの能力としては、「自分で物事を判断する力(判断力)」「考える力(思考力)」が6割超に達した。
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