アドビは、10代の子ども向けライブ配信プログラムを実施している「Inspire High(インスパイア・ハイ)」とともに、中高生のクリエイティビティ(創造力)の育成に関する調査を共同で実施することを3月4日に発表した。併せて、調査の協力校も募集している。
「クリエイティビティ」は、不確実性の高いこれからの世の中を生き抜くために必要だと注目を集めている非認知スキル(社会的・感情的な能力で数値化が難しいと言われている)の一つで、習得方法や評価方法が確立されていない分野だとされている。
その中で、アドビはこれまでクリエイティビティに関する世界的な意識調査を行い、クリエイティビティが社会に果たす役割を明らかにしてきた。今回の共同調査もその一環となっている。
一方、Inspire Highではライブ配信プログラムを通して、10代の子どもたちに、普段接点が少ないアーティストや起業家、研究者といったクリエイティブな大人たちと、答えのない問いについて考え共有する機会を提供している。また2021年度からは、学校向けにキャリア教育やクリエイティブ教育の教材提供を正式に開始する予定。
今回の協力校(中学・高校)の募集期間は3月4日から3月25日までで、Inspire Highの問合せページから応募を受け付けている(一定数に達し次第、早期に締め切る可能性あり)。現時点で、Inspire Highとオフィシャルパートナー協定を結んでいる広尾学園中学校・高等学校、ドルトン東京学園、クラーク記念国際高等学校が参画する予定となっている。
参加校は、2021年4月~7月の調査期間中にInspire Highの無料体験版プログラムを学校で実施し、その前後でアンケート調査を行う形となる。
調査結果の公表は2021年秋頃を予定している。
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