IT分野のジェンダーギャップを埋めることをミッションとするWaffleは、4回目となる「ジャパンSDGsアワード」において、「特別賞(SDGsパートナーシップ賞)」を受賞したことを、12月21日に発表した。
本アワードは、2015年に国連で採択されたSDGsの達成に向けて、全国務大臣を構成員とする持続可能な開発目標(SDGs)推進本部が、優れた取り組みを行う企業・団体等を表彰する制度。NGO・NPO、有識者、民間セクター、国際機関等の広範な関係者が集まるSDGs推進円卓会議構成員からなる選考委員会の意見を踏まえて決定される。
日本では、IT業界の女性技術者の比率は14.3%、大学で工学を専攻する女性比率は15%と、科学・技術分野の男女比率に大きな偏りがある。また、女性の理系教育についても、国際学力調査PISAにおいてはOECD加盟国の中でも常にトップレベルであるにも関わらず、将来科学・工学分野の職業を希望する女子生徒は3.4%と、OECD加盟国最低となっている。その原因は、保護者や先生のもつジェンダーバイアスやロールモデルの不在など、学生をとりまく環境が女子生徒の理系進学に影響していると考えられる。
Waffleは女子中高生向けにプログラミングを学ぶ環境と機会の提供、そして日本全体を変えるための政策提言を実施している。
具体的には、女子中高生向けのコーディングコース「Waffle Camp(ワッフル・キャンプ)」や、世界最大の女子中高生向けアプリコンペ「Technovation Girls(テクノベーション・ガールズ)」の日本チーム出場支援、企業との連携イベントなどを行っている。
また、第5次男女共同参画基本計画素案に対するパブリックコメントを内閣府男女共同参画局の橋本内閣府特命担当大臣(男女共同参画)にユース団体と共にユース提言書として提出し、第5次男⼥共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(答申)の第4分野科学技術・学術における男女共同参画の推進では、Waffleの提言が数カ所反映されている。
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