サーティファイは、自社の資格検定試験で活用してきたオンライン試験システムを高校や大学、専門学校の入試でも利用できるよう不正検出機能を拡張・強化した、「スマート入試」を開発。2021年4月より提供を開始する。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりオンライン試験のニーズが高まる中、各サービス提供者から、PCのカメラによるAI監視付きのオンライン試験サービスも開始されている。
一方で、PCのカメラだけでは本人認証はできても、手元やPC周辺が確認できないため不正の可能性を拭い切れず、またオンライン試験への対策サイトや動画もネット上に散見されるという課題があった。
「スマート入試」はこうした不正リスクへの課題を解決し、教育機関が新型コロナウイルス収束後でも継続的にオンラインによる入試を実施できるよう開発された。PCのカメラに加えてスマートフォンのカメラを利用して不正の温床となるPCカメラの死角をカバーし、2つのカメラで取得した画像、音声は3つのAIにより解析される。
また、ペーパーテストからコンピューターテストへの移行についても専任スタッフが個別にサポートする。
今後は、筆記試験だけでなく論述試験、面接試験などにも対応し、一般入試だけでなく総合選抜入試や推薦入試でも活用できるよう開発が進められる予定。また、同社が主催する資格検定試験で本システムを活用していくことにより、継続的に各種機能やUIの改善を図っていく。
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