ベンキュージャパン(BenQ)は、「大型インタラクティブ・フラットパネル(電子黒板)」の新製品である、「RP02シリーズ」、65インチ「RP6502」、75インチ「RP7502」、86インチ「RP8602」の3機種を発表した。発売日は9月28日を予定している。
2018年より日本の電子黒板市場に参入した同社は、今回シリーズ第2弾として「RP6502」「RP7502」「RP8602」の3機種を新たに発売する。本製品は4K UHD解像度パネルを採用しており、安全性と健康に配慮したClassroomCare技術が特徴。電子黒板としては日本初となるSIAA認証の抗菌ガラスを搭載し、ディスプレイを指で直接触る際も安心して使用することができる。また、同社製品の特徴でもある「アイケア」機能により目の健康にも配慮している。
本稿では、9月24日にオンラインで行われた新製品発表会の模様を交えながら、製品の特徴を解説する。
健康に配慮したClassroomCare技術
本製品に使用される抗菌ガラスは、抗菌及び無毒性の効果を証明するSIAAとTUV Rheinlandの認証を受けており、銀イオンを使用した、効き目の長い抗菌効果が特徴。また耐久性にも優れ、最大100万回のタッチ、入力時の摩擦には距離にして8kmまで耐えることができる。
ほかにも、本体に新たに搭載された空気品質センサーにより、空間のCO2濃度やPM2.5の検出、温度と湿度の計測が、リアルタイムで可能となる。教室の換気を行う際にも参考になるだろう。
BenQ独自のアイケア機能は本製品にも採用。ブルーライト軽減やちらつきを抑えるフリッカーフリー、反射防止加工を施したアンチグレアの液晶パネルにより、長時間利用時の目の疲れを軽減する。なお本製品では、人が電子黒板に近づくと自動でアイケア機能が作動する「スマート・アイケア・ソリューション」が搭載されている。
使い勝手が向上したタッチディスプレイ
本製品では新技術の採用により、ディスプレイをタッチした際の場所の認識が細かくなり、タッチの反応までの距離も短くなった。そのため、従来製品と比較すると書き味が向上している。
さらに、ディスプレイとタッチされている場所との隙間を減らして視座をなくすことにより、違和感なく使用することができるようになった。
学校現場での仕様に配慮した新機能
新製品発表会ではさらに、学校での使用に配慮した新機能が紹介された。NFCカードで簡単に個人のアカウントにログインして使うことできるほか、USB Type-Cが追加された入力端子は、前面に配置されることにより、取り回しがしやすくなった。
PCやタブレット等の端末との連携も簡単で、デモではiPadのカメラを書画カメラとして使用する方法も紹介された。
製品は、65インチ「RP6502」、75インチ「RP7502」、86インチ「RP8602」の3種類。本体のみだけでなく、フラットパネルスタンド付きのモデルも販売される。それぞれの価格は以下の通り。
- 65インチ スタンド付き「RP6502-STD」:58万1818円~
- 75インチ スタンド付き「RP7502-STD」:79万2727円~
- 86インチ スタンド付き「RP8602-STD」:113万9091円~
- 65インチ 本体のみ「RP6502-Z」:45万8182円~
- 75インチ 本体のみ「RP7502-Z」:65万円~
- 86インチ 本体のみ「RP8602-Z」:89万9091円~
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