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アドビ、大学の初年次教育で使える「デジタルリテラシー教育の教材」を無償公開

 アドビは、北海道大学と共同研究を進めていた成果として、デジタルリテラシーの向上を通じて創造的問題解決能力の育成を目指すオープン教材(インターネット上で誰もが自由に使えるデジタル教材)を開発し、第1弾を9月11日に公開した。

 創造的問題解決能力とは、「創造性に富んだ革新的な方法で、問題や課題に取り組む能力」のこと。本教材では、この能力を根底から支える技術の一つとして、デジタルリテラシーを位置づけている。

 教材の対象は大学初年次教育で、デジタルツールを活用した制作活動を通じて、デジタルリテラシーを身に着けることを目的としている。全4章(10単元)で構成されており、今回公開されたのは第2章(3単元)にあたる。

  • 「第1章. はじめに」:教材の使い方や学び方を学ぶ
  • 「第2章. デジタルプロダクトの読解」:デジタルプロダクトと人との接点に生まれる相互作用を観察・分析・評価する観点を学ぶ
  • 「第3章. デジタルプロダクトの設計(デザイン)」:デザイン思考を活用して探究的な課題解決に取り組む方法を学ぶ
  • 「第4章. デジタルプロダクトの制作」:ビジュアル表現やデジタルツールを活用してコミュニケーションを強化する方法を学ぶ

 このオープン教材は、教育機関が無料で利用できる「Adobe Spark」で提供されており、教育者および学習者は自由に活用できるため、すぐにデジタルリテラシー教育に利用できるとともに、学生の自律学習にも役立てることができる。

 2021年度には、開発したオープン教材を用いたMOOC(大規模公開オンライン講座)の開講と、教員が授業リソースを共有できるサイト「Adobe Education Exchange」でのオンライン講座の開講を予定している。

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https://edtechzine.jp/article/detail/4449 2020/09/15 13:30

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