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オンラインだからこそできる学びとは? 子どもたちの意欲を引き出す「世界一受けたいオンライン特別授業」

新渡戸文化学園でのオンライン学習の取り組み 第3回

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 2020年度からオンライン授業の環境を整え、4月の当初から授業を行ってきた、新渡戸文化小中学校・高等学校。本連載ではその実践をお伝えします。第3回では小学校において、どのようなビジョンのもとでオンラインの取り組みが行われたのか、具体的な内容を紹介します。

まずはどうやってつながるか

 緊急事態宣言の発令を見据えていた4月上旬、私たちが考えていたのは「まずはどのような方法で子どもや家庭に継続的に情報を伝えるか」ということでした。当面はオンラインでの学習が続くことが予想されたので、既存のホームページや連絡網などではなく、新たなシステムを構築する必要があったのです。自由度の高さや、どの家庭でも見られる利便性、導入のハードルの低さなどから、本校では新たに「Google サイト」を活用し「新渡戸オンラインスクール」を開設しました。緊急事態宣言の発令の翌日である4月8日に開設できたことで、家庭にも安心感を伝えられたのではないかと思います。

「新渡戸オンラインスクール」のWebサイト
「新渡戸オンラインスクール」のWebサイト

 新渡戸オンラインスクールで配信していた内容も、まずは各教員からのメッセージなど、安心感を与えるものを中心としました。「学校も対応しようとしている」「先生たちは変わらず支えてくれる」という安心感は、その後のさまざまなオンラインでの取り組みのベースとなったのではと思います。

誰一人取り残さないために

 新渡戸オンラインスクール開設と同時に取り組んだのが、各家庭の情報機器調査でした。本校はICT機器の整備途中であったため、全員がタブレットやPCなどの機器を持っているとは言い切れない状況でした。そこで、各家庭に子どもたちが学びに活用できる機器があるのかどうかをアンケートで細かく調査し、協力を求めました。

 その結果、9割近い家庭がオンライン学習に取り組むことができる状況であることがわかりました。普段子どもには使わせていない家庭も、子どもたちのために快く協力してくださいました。残りのご家庭には、本校で活用していたiPadを貸し出す措置をとり、なんとか全校児童の学びの環境を整えることができたのです。もちろん先行実施できる家庭から始めることもできましたが、本校では「誰一人取り残さない」ことを目標に、環境整備を行いました。


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