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家庭学習におけるICT活用の可能性(AD)

子どもの使い勝手を第一に考えた「子どもファースト」の製品を家庭学習で――ICTを使いこなす先生がアイケアモニター「GW2480T」をレビュー

BenQのアイケアモニター「GW2480T」の活用【蓑手章吾先生インタビュー】

使ってみて「GW2480T」のアイケア機能を実感

――今回、アイケアモニター「GW2480T」を実際に使われていかがでしたか。

 姿勢や体格に合わせて簡単に高さや角度を変えられるのは先ほど話した通りです。さらに目の疲れの面でも、ノートパソコンの画面を直接見たときより疲れないことが実感できました。ノートパソコンしか使ってこなかったため、これまでは考える機会があまりなかったのですが、「GW2480T」を使ったあとにパソコンの画面を見ると刺激が強く感じられました。

 また、使う場所によって部屋の明るさが全然違う場合も、「GW2480T」は自動で輝度調整してくれるのでとてもありがたいです。

環境光とモニターからの光の強さが大きく異なると、眼精疲労を引き起こしやすくなる。「GW2480T」はセンサーで周囲の明るさと色温度を検知し、自動で輝度を調整する。
環境光とモニターからの光の強さが大きく異なると、眼精疲労を引き起こしやすくなる。
「GW2480T」はセンサーで周囲の明るさと色温度を検知し、自動で輝度を調整する。

 ブルーライト軽減やフリッカーフリーについては詳しくないので漠然としたイメージですが、長時間視聴できる「映画」に近い印象です。ずっと見ていられるし疲れない。これまでは目が疲れることも多かったのですが、かなり軽減されているように感じましたね。

――今使っているパソコンはノートパソコンですか?

 そうです。小さめのノートパソコンなので、外部モニターがあれば目との距離を離して見ることができるのもメリットの1つだと思います。

カラーユニバーサルモードによって先生の表現力も高まる

――蓑手先生は特別支援学校で教えていらっしゃった経験をお持ちです。見え方に特性のある子にも配慮した「カラーユニバーサルモード」機能についてはいかがでしょうか。

 学校では、見え方についての配慮をかなり行っています。色が見えにくい子は全体の1~2割ぐらいいると言われているため、黒板に字を書く際は青や赤のチョークは推奨されていません。そうなると、結局使えるチョークは白と黄色くらいなんです。

 だから、こういったテクノロジーや機能によってたくさんの色を使えるようになれば、教えるときの表現力が高まるという意味でも、大きな可能性を感じています。中には、色をたくさん使ったほうがわかりやすい子もいる。けれど、どちらを優先するか考えると、見えにくい子に合わせる必要があります。

BenQのカラーユニバーサルモードは、赤と緑の2色を調整することにより、一人ひとりに最適の環境を用意することができる。
BenQのカラーユニバーサルモードは、赤と緑の2色を調整することにより、
一人ひとりに最適の環境を用意することができる。

――特に理科や社会では地図を見たり、カラフルな資料を使ったりすることも多いので、機能を発揮できそうですね。

 はい。小学生は文字をつらつら書いても難しいので、いかに図式化するかが大切です。物事同士の関係性を教えるときに色が使えないとなると、波線や二重線を使うしかないのですが、ごちゃごちゃして理解しづらいですよね。使える色が少ないということは、教える側の表現力が限定されるため、それが原因でわかりにくくなっている可能性もあります。

――これまで、外部モニターを使われたことはありますか?

 いえ、ほとんど使ったことはありませんでした。そのため、必要、欲しいと考えることもなかったんです。でも一度使ってみると「あ、こんなことができるんだ。疲れ具合も軽減されたし、画面のチラつきもない」と体感できました。

――なるほど。ほかに、何か使ってみて気付いた点などがあれば教えてください。

 あとは、自宅の中で持ち運びしやすいですね。今後は「パソコンは、家のこの場所でしか使わない」と決めることは少なくなってきて、生活サイクルに合わせた場所で移動しながら活用することになると考えています。その場合、モニターを持ち運びやすいメリットはとても大きいですね。自分も、家の中のいろいろな場所で使ってみて気付きました。

 また中には、自宅にスマホや小さいタブレットしかない子もいます。画面が小さいことで学習の質に差が出てしまうこともあるので、画面の大きさはかなり重要だと感じました。

 ちょっとした画像や映像を見るだけなら問題ないですが、しっかり学習となると文字を見ることも多いので、小さすぎて見えない、逆に一生懸命見ようとして目が疲れてしまうといった問題もありそうです。

――将来的に個人所有の端末を活用するBYODが標準になると、当然端末の画面の大きさはバラバラになりますね。それを補完するために、外部モニターを用意するのもありかもしれないですね。

 はい。使用時間も長くなると思うので、より有効になると思います。

――保護者の方は視力低下を心配していますが、意外とアイケアについては知らないことが多いと感じています。テクノロジーでそうした心配が少しでも解消されるといいですね。

 現状、すべてを解決することは難しいでしょうが、科学やテクノロジーはそういった不安を担保していくべきだと思います。もちろん、それでも使わせたくないのであればそれもありだとは思います。

 しかし、「本当は使わせたいんだけれど怖い」と感じているのであれば、こうしたアイケアモニターで足かせになっている不安を外し、ぜひICTを活用してほしいですね。

――ありがとうございました。

おわりに

 「アイケアモニターを使ってみて初めて体感した」と蓑手先生のお話にあったように、「GW2480T」は、輝度自動調整(B.I.)、フリッカーフリー、ブルーライト軽減といったアイケア機能により、使用者のストレスを減らし、本来の作業そのものに集中できるメリットをもたらす。

 さらに、家族で使うのであれば、それぞれの最適の姿勢になるよう、簡単な高さ調整や90度回転できるピボット機能も備えている。今回先生から提案があったように、安価なマイコンを接続すれば、低価格で家庭のICT学習環境を整えることもできそうだ。子どもの成長に合わせて簡単に調整可能なので、長く使えることもポイントとなる。

 目の健康や姿勢に不安を感じていて、これまでICT機器の活用をためらっていた方も、ぜひこうしたテクノロジーを活用し、子どもに合った環境を整えてみてほしい。

子どもの健康を見守る、目に優しいマイファーストモニター「GW2480T」

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この記事の著者

相川 いずみ(アイカワ イズミ)

 教育ライター/編集者。パソコン週刊誌の編集を経て、現在はフリーランスとして、プログラミング教育やICT教育、中学受験、スマートトイ、育児などの分野を中心に、取材・執筆を行っている。また、渋谷区こどもテーブル「みらい区」を発足し、地域の子ども達に向けたプログラミング体験教室などを開催している。一児の...

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森山 咲(編集部)(モリヤマ サキ)

EdTechZine編集長。好きな言葉は「愚公移山」。

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