エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ(NTT-AT)は、ネットワークトラフィックの可視化・分析システム「@FlowInspector(アットフローインスペクター)」シリーズから、「@FlowInspector mini(アットフローインスペクター ミニ)」の販売を6月2日に開始する。

「@FlowInspector mini」は、生成AIの活用によってネットワークの問題解析を容易にする小型・軽量・安価な製品となる。日々のネットワーク運用に課題を感じている運用者が同製品を使用することで、ネットワークの問題解析が容易になり問題解析時間を短縮できる。
同製品は、監視のために通信内容を複製したミラートラフィックを常時収集・加工して、問題解析に必要な情報をパケットログとして内部に保存する。問題の発生時、運用者が発生した時間帯や解析したいキーワードを用いて、自然言語による「トラブル解析依頼」を行うことで、「トラブル原因の推定や対応策(解析レポート)」が提案され、迅速なトラブル原因の推定が可能になる。


同製品は小型・軽量なので、常時監視時や問題発生時に設置したい場所への設置が容易であり、従来のネットワーク監視製品と比較して低価格なので導入しやすい。
推奨される導入対象は、中小規模ネットワークを効率的に運用したい人や、ネットワーク監視製品を複数拠点に設置して、問題がどこで発生しているかを早期に明らかにしたい人。とりわけ、以下のような企業などに適している。
- 中小規模ネットワークを運用している中小企業
- 小学校・中学校・高等学校・大学といった教育機関
- 支店・監視対象機器が多い企業 など
なお同社では、6月11日~13日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される「Interop Tokyo 2025」において「@FlowInspector mini」を展示予定となっている。
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