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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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ゼロから始めてここまでできる! 公立高校でのICT教育実践

ICT教育のメリットは? 生徒の負担や管理職の説得方法も――疑問にお答えします!

ゼロから始めてここまでできる! 公立高校でのICT教育実践 第6回

 本連載では公立高校の教員である筆者が、非モデル校においてゼロからICTを活用した授業に取り組んだ際の知見と事例を紹介します。これまでは機器やソフトウェアを活用した実践例をお伝えしてきました。今回は読者の皆さまからお寄せいただいた質問にお答えします!

ICTを活用した授業のメリット、効果的な機器とは?

ICTを使った授業とそうでない授業の差は何でしょうか。

 授業のテンポが圧倒的に良くなります。

 PowerPointを使用した授業であれば、板書の必要がないため、生徒はただ黒板に文字が書き出されるのを待っている時間がなくなります。

 また、G SuiteでGoogle Classroomなどを使用しながら授業を実施すると、学校と家との垣根が取り払われ、いつでもどこでも学習することが可能になります。

 これらはICT活用ならではのことでしょう。また、同じ内容の授業であっても、ICTを絡めるだけで興味が湧く生徒もいます。ぜひ、実際に使用して効果を確かめていただきたいです。

ICTを使うと、どのような場面でメリットがあると感じていますか?

 授業時間の有効利用という点が第一に挙げられます。先ほどの質問の中でも答えましたが、テンポが圧倒的に良くなり、授業がスムーズに進んでいきます。

 また、教員が黒板の方を向き、生徒を見ない時間が大きく減ります。生徒は「常に先生に見られている」という、ほど良い緊張感を持ちながら授業を受けられているのではないでしょうか。

 また教員にとっても、授業中の生徒の様子を長い時間観察することができるので、生徒の実態が把握しやすくなります。授業中にどのくらいノートを取っているか、理解はできているかなど、リアルタイムで確認する時間は、授業を改善する上で一番大切なことだと考えます。

板書の時間が大きく短縮され、生徒と向き合う時間が増えます
板書の時間が大きく短縮され、生徒と向き合う時間が増えます

これまで使用したICT機器の中で、一番効果的だったものを教えてください。

 スライド資料や動画資料を投影するプロジェクターでしょう。もちろんGoogle Classroomなどを使った資料の共有など、どこでも学習できる環境の整備はとても意味のあることです。ですがやはり「教員は授業で勝負」の言葉通り、授業内で活躍する機器が一番効果的だと感じています。

 プロジェクターは日々の授業の中で毎回使用しますし、最近は教育系の動画資料も数多く出回るようになりました。例えば、本連載の第3回でも紹介した「NHK for School」や「NHK高校講座」などの利用もオススメします。

PowerPointの資料作成に、どれくらい時間をかけますか? また、資料を作る際に参考にしたオススメのWebサイトなどがあったら教えてください。

 資料の作成時間は、50分授業でしたら30分くらいでしょうか? それ以上はかけないように努力しています。作り込めば、いくらでも時間をかけられますが、授業は毎日あるため、かなりの負担となります。

 また私の場合は、Webサイトや実践事例本を見て作りあげたわけではなく、先進校視察に行ったり、実践事例を見たりして、イメージを膨らませていました(当時はそこまで詳しいものがなかった気がします)。そのイメージに合ったものをどう作成していくかを考え、必要なPowerPointの技術などを調べる流れです。視察したのは東京学芸大学附属高校、奈良女子大学附属中等教育学校の公開授業です。

 作り始めた当初は、文字の大きさや背景の色、さまざまな座席からの見え方など、生徒から意見を聞きながら作成していました。

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生徒への負担は? 転勤で状況は変わる? 管理職の説得方法は?

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この記事の著者

浅見 和寿(アサミ カズトシ)

 国語科教員として、公立高校に11年間勤務。元・東京成徳大学非常勤講師。学事出版教育文化賞 優秀賞、旺文社 学びを変える!未来の「学参」企画大賞 敢闘賞等多数受賞。積極的にICT機器を活用し、効果的な授業方法、教員の働き方について研究している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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