「英語4技能」より鍛えるべき能力とは? 母国語のように自然に文章生成を会得するためのメソッド、研究開始
言語脳科学者 酒井邦嘉教授とビジネス英語学習サービス「Gabby」の共同研究開始
日本人の英語力の低さが指摘されて久しい。昨今では、本当に使える英語を身に付けるためには「話す」「聞く」を含めた4技能を鍛えることが望ましいとされ、オンライン英会話や英会話アプリなど、さまざまな英語学習サービスが登場している。そんな中、英語学習の鍵は技能の他にあると指摘するのは、東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授だ。酒井氏と、スピーキングを中心とした英語学習サービス「Gabby(ギャビー)」を開発するグローバルビジョンテクノロジーは、共同研究を開始したと発表。言語脳科学者の酒井氏が解明してきた、文の生成の過程と脳の「文法中枢」の働きとの関係に着目し、母国語に近い自然な英語習得のメソッドを開発・検証していくという。酒井氏が日本の英語学習の現状を振り返り、言語学習と脳の関係を明らかにした発表をメインに、プレス説明会のレポートをお届けする。
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岡田 果子(編集部)(オカダカコ)
2017年7月よりEdTechZine編集部所属。慶応義塾大学文学部英米文学専攻卒。前職は書籍編集で、趣味・実用書を中心にスポーツや医療関連の書籍を多く担当した。最近は英語学習のアプリやオンライン講座に興味がある。
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