さつきは、教育現場における電子黒板のAI活用を推進するAIアプリ「MIRAI FLOW」を9月30日に提供開始した。
MIRAI FLOWは、GoogleのAIモデル「Gemini」を搭載したAIアプリ。テキスト、画像、音声など、さまざまな形式で入力された情報を統合的に処理し、回答や新しいアイデアを生成することで、教育現場におけるAI活用の可能性をさらに広げることに貢献する。同社の電子黒板「ミライタッチ」上で利用可能で、専用のアプリストアよりダウンロードできる。

同アプリは、AIが入力されたテキストや画像を統合的に理解し、テキスト回答を返すことで、授業のやり取りをよりスムーズにする。また、画像やファイルとAIの回答を、電子黒板上で2画面同時に表示できる。画面は入れ替えやサイズ調整も自由で、比較しながら検討できるため、思考を中断せずに探究を続けられる。
さらに、言語モデルの選択、設定をカスタムすることが可能。また、使用中のAPIキーを用いて運用することもできる。加えて、Geminiにより、複雑な問いへの応答やアイデアの提案、文章の要約など、多様な活用が授業内で可能になる。
アプリを利用できるミライタッチの機種は以下の通り。
Xシリーズ
- M65CE3X/M75CE3X
- M65CE3XD/M75CE3XD
- M65CE3XE/M75CE3XE
Pシリーズ(別途、カメラ、マイクが必要)
- M65PE3S/M75PE3S/M86PE3S
ミライタッチは、使う人(健常者、障がい者、老若男女、ITが苦手な人)を限定せず、誰にとっても使いやすいと感じてもらえるような「インクルーシブ電子黒板」をコンセプトに据えた製品。「書く」「消す」「映す」を簡単に操作できるため、ICT機器に苦手意識を持った教員でも直感的に利用できる。
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