COMPASSは、香川県における教育データ利活用に向けて、AI型教材「キュビナ」の学習データを香川県の教育ダッシュボードに連携することを、9月2日に発表した。

NEXT GIGAが始動し、1人1台端末環境におけるデジタルサービスの活用の深化とともに、教育データの利活用はますます重要なテーマとなっている。COMPASSではこれまで、子どもたちの「個別最適な学び」の実現のため、子どもたちを中心としたサービスの垣根を越えた連携に積極的に取り組んできた。その実例として、「MEXCBT」やデジタル教科書、校務支援サービスの「C4th」、教育プラットフォーム「まなびポケット」との連携や、高知県、奈良市、久喜市、長浜市、豊田市、宮崎市が保有する自治体独自のデータ利活用基盤との連携を実現している。
今回、そうした取り組みのひとつとして、キュビナの学習データを香川県の教育ダッシュボード(現在開発中)と連携することにした。
同連携により、キュビナで学習したデータを香川県の教育ダッシュボードに蓄積して独自の分析を行えるだけでなく、蓄積されたさまざまなスタディログと掛け合わせた分析とそれに基づく施策(EBPM)の実行や、児童生徒や教員への適切なフィードバックを通じた「個別最適な学び」の実現へとつなげることができる。
連携するキュビナの学習データについては次のとおり。
1.日々の学習活動で蓄積される膨大な学習データ
教育データの利活用には、日々の学習データが必要不可欠である。キュビナは全国の自治体・学校で日々の学習活動に積極的に活用されており、累計解答数は30億件を突破している。
2.詳細で多様なデータ項目
一般的な教育サービス間の連携では、連携される項目が限定的であることが課題となることもあるが、キュビナの保有する多様で細かい学習データ項目を連携することができる。
連携されるデータ項目の例(児童生徒の1問ごとの内容)
- 正誤/解答内容(テキスト・手書き解答データ)
- 解答にかかった時間/解説を読んでいる時間
- 習熟度スコア
- 問題におけるメタデータ、など
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