静岡県は、令和9年度教員採用選考試験(令和8年度実施)から、小学校・中学校の教員志願者を対象に「大学3年生を対象とした選考区分」を新設することを、4月10日に発表した。これにより、大学3年生から教員採用選考試験の一部が受験可能となる。
「大学3年生を対象とした選考区分」は、受験時に、4年制大学に在籍する3年生(最終学年の前学年に在籍する学生)のみを対象とする(短期大学および大学院に在籍している学生は含まない)。対象は、小学校教員(小学校・特別支援学校小学部共通教員を含む)および中学校教員(小・中学校共通教員、中学校・特別支援学校中学部共通教員を含む)への志願者で、大学4年生等と同一日に同一問題で試験を実施する。第1次選考試験における筆記試験(教職一般教養、教科等専門)の受験が可能で、選考通過者は、翌年の第2次選考試験からの受験(面接・実技)となる(ただし、同一校種・教科等への志願に限る)。
静岡県では、令和8年度教員採用選考試験(令和7年度実施)から「教職経験者を対象とした選考」志願者に対する1次試験免除制度を拡充した。令和9年度教員採用試験(令和8年度実施)における「大学3年生を対象とした選考区分」の新設により、既卒者のみならず、大学生にとってもより受験しやすい制度となる。

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