フェリカネットワークスは、国立情報学研究所(NII)と、ISO/IEC18013-5で規定されている国際標準技術「mdoc」を採用して、デジタル学生証における国内標準を目指した技術実証実験を実施することを、11月21日に発表した。
同実証は、2025年1月〜3月の期間に国内の複数大学が参加して行われる予定。同社は、NIIが提供する「学術認証フェデレーション(学認)」の仕様に準拠したデジタル学生証について、スマートフォンへの発行などを行うためのシステムを提供する。
あわせて同社は、同実証の成果として期待される、NIIによるデジタル学生証の国内標準プロファイルの策定、および同デジタル学生証の発行に対応するための学認の拡張仕様の策定に対して、技術協力を行う。
同実証によって得られた知見は、来春以降にNIIおよび同実証に参加した各大学から公開される。「mdoc」を採用して共通化されたプロファイルに基づくデジタル学生証の実現は、学内外における学生の活動の質と幅を安全・安心に広げつつ、大学間の連携や大学と地域の連携、大学と企業の連携等の社会要請の解決に寄与するものと期待されている。
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