NIJINは、同社の運営する不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」が、広島県福山市教育委員会と連携して、10月中旬から福山市での不登校の小中学生への支援となるトライアル事業を行うことを10月21日に発表した。
同事業では、数か月間のトライアルとして不登校の小中学生に居場所作りや教科教育を行う。これにより、児童生徒の活動参加継続率や支援ニーズ、メタバースの教育効果を検証する。
「NIJINアカデミー」の活動には、福山市内に3か所あるフリースクール「かがやき」に通室する小中学生も、それぞれの通室先から参加する。「かがやき」から帰宅した後は、それぞれの家庭の端末から「NIJINアカデミー」の対話的で双方向型のオンライン授業に参加できる。
福山市では、支援員による対面でのサポートに加えて、「NIJINアカデミー」が提供するプログラムへの参加や、メタバース校舎内での全国各地の不登校の小中学生との交流を通じて、福山市の不登校児童生徒にとって社会的自立のひとつのきっかけとなることを目指す。
「NIJINアカデミー」は、2023年9月に開校した不登校小中学生向けのオルタナティブスクール。全国30以上の都道府県から、約150名の小中学生が学んでいる。「多層的な心理的安全性」「一流教師による対話的な授業」「子ども主体のプロジェクト」をカリキュラムの柱に、学校に行けないことが劣等感・罪悪感にならず、すべての子どもが希望を持てる未来を創る。学校に代わる学びの選択肢として、希望する生徒の9割超が在籍校の出席認定を獲得している。
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