チエルは、無線通信可視化・安定化ソリューション「Tbridge(ティーブリッジ)」の「エッジキャッシュ機能搭載モデル」を10月にリリースした。
GIGAスクール構想第2期を迎えた学校現場では、デジタル教科書がさまざまな教科で導入されるなど、ICT機器の利活用が増加傾向となっている。しかしながら、端末の利活用ともにネットワークの通信負荷も高まっており、国から対応に向けた環境整備が推奨されている。
このような背景から、同社は無線LAN可視化・安定化ソリューションとして展開してきた「Tbridge」の「エッジキャッシュ機能搭載モデル」を追加開発。学校内ネットワークの可視化・安定化とともに通信負荷軽減にも寄与するソリューションとして、今回の発売に至った。
今回、発売された「エッジキャッシュ機能搭載モデル」では、デジタル教科書などのコンテンツ通信負荷を軽減。最大99%超のコンテンツをキャッシュして、端末における転送速度を最大95%以上高速化する。エッジキャッシュ機能だけでなくネットワークの可視化・安定化を実現し、すでに「Tbridge 500」または「Tbridge 1000」を導入している学校では、オプションライセンスの追加契約を行うことで「エッジキャッシュ機能」を搭載できる。
ほかにも、アクセスしたWebサイトのデジタルデータをキャッシュして一時的にデータを保存し、キャッシュしたデータを表示させることでインターネットの通信負荷を軽減する。キャッシュするサイトはドメイン単位で指定が可能で、キャッシュは一定時間ごとに自動でリフレッシュされるため、キャッシュの停滞を防げる。また、「Tbridge」と同じくレポート機能を搭載しているので、教育委員会や自治体などのネットワーク管理者が、レポートをもとに適切なネットワークアセスメントやモニタリングを実施できるようになる。
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