NEXCENTは、社会課題解決型の研修プログラム「NEXT SENSEI」の提供を、8月26日に開始。研修導入を希望する企業と、社会人受け入れを希望する学校を募集している。

「NEXT SENSEI」は、これまで同社が企画・運営してきた中学校・高等学校などの教育機関での探究学習プログラムと、大企業向けの企業研修の場を融合した新たなプログラムとして開発されている。
学校以外の現場で働く大人が当たり前に教育に携わる社会を形成するための第一歩として、大企業社員を外部講師として全国の中学校・高等学校に派遣し、人生の体験談をベースとする授業を実施する。
同プログラムは、以下の全3回で行われる。
- 大企業社員に対して講師として登壇するためのキャリアの棚卸しやマインドセットに関する研修を事前に実施する。
- その後、中学校・高等学校のニーズに合わせて社会人を派遣する。派遣先の中高生向けに、人生や仕事における実体験をベースとする授業を実施して、生徒や教員からのフィードバックを受け取る。
- 上記フィードバックを踏まえて振り返りの研修を実施する。
同プログラムを通じて、企業では社員の内発的動機付けを促進するとともに、学校現場における探究学習カリキュラムの拡充を促し、社会人の受け入れを加速させる。
なお、同プログラムは3月に秋田県立秋田南高等学校・中等部で実施。丸紅の電力本部およびグループ会社の社員計17名が事前研修を経て派遣され、「まるべにせんせい」として人生の体験談をベースとする授業を行った。同校における5限目・6限目の授業枠を使って、前半では丸紅社員と生徒がよりフランクに交流できるようにすべく、ワークショップを実施している。

後半の時間では、各教室を丸紅社員が1~2名体制で担当し、人生の体験談をベースとする授業を行った。また、生徒からの質問やキャリアに対する悩みにも回答している。

今後は、向こう3年間で大企業100社以上の社員を「SENSEI」として、全国の中学校・高等学校100校以上に派遣してくという。
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