iOSコンソーシアムは、iPadを活用している自治体(公立学校)の事例を取材し、記事として公開する活動を開始したことを、4月11日に発表した。
事例記事の第一弾は、同会の事務局がある静岡県三島市を取材した。三島市教育委員会と、同教育委員会を支援しているアイティエス独自の取り組みを前後編にまとめ、同会が運営する情報サイト「iPad と学び」で公開した。
同施策の背景
政府が主導するGIGAスクール構想により、およそ3年前、全国の約3割の自治体で、公立小中学校における1人1台の学習用端末としてiPadが採用された。同会ではiPadを採用した自治体の関係者および公立小中学校の教職員を支援するため、1人1台の学習用iPadの活用で先行していた私立学校と、それを支援する会員企業の協力を得て、オンライン/オフライン形式でさまざまな情報を発信してきた。
さらにこの間、iPad純正アプリ「Pages」「Keynote」「Numbers」「iMovie」「GarageBand」にさまざまな機能が追加され、2022年には新たに「フリーボード」もリリースされた。
これらのアプリは教育現場で広く活用され、その事例も蓄積されてきている。そこで、ハード/ソフト両面の最新の事例やノウハウを記事にして多くの人に見てもらうことで、よりよい教育環境を実現するための一助になりたいという思いを込めて、同施策を実施する運びとなった。
同会では今後、公立学校におけるiPadの教育活用に注力しているさまざまな人にスポットを当て、「iPad と学び」を通じて子どもたちによりよい教育を提供するためのヒントを充実させていく。あわせて、同会の活動を支援する会員企業に対しても、有益な情報提供や参考となる事例を提供していく。
なお事例の記事化は、同会による2024年度を通じた年間の活動として計画していく。取材対象は教育委員会および公立学校(小・中・高・特別支援など)、またそれらの教育機関を支援している地域の人(個人/法人、営利/非営利など)を予定している。
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