デジタルアーツは、GIGAスクール構想第2期を見据えたWebセキュリティ製品「i-FILTER」の学校向け機能を強化し、4月1日に提供を開始する。
GIGAスクール構想は、2024年度から端末更新の時期を迎えて、まもなく第2期が始まる。文部科学省が1月に発表した「GIGAスクール構想の実現 学習者用コンピュータ最低スペック基準」では、端末の利活用を客観的に把握する機能を備える必要があり、文部科学省が行う端末の利活用状況の調査でも、同機能を利用した回答を求められることが明記されている。
今回、同社が提供を開始する「i-FILTER」では、同基準に対応すべく、端末の利用状況をよりわかりやすく可視化するといった機能強化を行う。持ち帰り学習などにおける詳細な利用状況がひと目で確認できるようにし、管理者の負担を大幅に軽減する。
具体的には、総合的なインターネット利用率や放課後・深夜帯の利用が多いユーザー・学校などをグラフィカルに表示することによって、管理画面上での相関的な分析が可能になる。同機能を活用することで、管理者は都度アクセスログを調べることなく、持ち帰り学習の実施状況や深夜帯の利用が多い児童生徒を確認できる。
あわせて「個別最適な学び」の実現や教職員における授業運営をサポートすべく、「i-FILTER」ユーザーが無償で利用可能な学習用動画ポータルサイト「Dコンテンツ」のリニューアルを行う。「Dコンテンツ」は、Webサイト上の学習用動画を集約して掲載を行うポータルサイトで、学年や科目別で検索できる。
リニューアル後は、全国の「i-FILTER」ユーザー内での再生ランキング順に動画を表示させるほか、複数の動画をまとめたプレイリストの作成・展開を可能にするなど、サイト全体のユーザビリティを向上させることによって、教育現場における学習用動画の活用を促す。
なお、4月10日15時~15時50分には、「【GIGAスクール構想第2期に向けて】最新版ガイドラインに対応する『i-FILTER』新機能解説セミナー」を、オンライン開催する。同セミナーでは、GIGAスクール構想第2期に向けたガイドラインに対応する「i-FILTER」の最新機能についての紹介が行われる。参加費は無料で、事前登録が必要。
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