明光ネットワークジャパンは、小学4年生~中学2年生の子どもを持つ全国の保護者850名を対象に実施した、「小中学生のスマホ・タブレット活用についての実態調査」の結果を3月22日に発表した。同調査は、3月4日~8日の期間に行われている。
調査対象者に、自身の子どもが所有しているデジタル端末について尋ねたところ、「スマートフォン」(69.5%)がもっとも多く、「学校のタブレット端末」(49.2%)、「家庭のタブレット端末」(34.4%)がそれに続いた。
所有するスマートフォン・タブレット端末のおもな使用目的は、「動画視聴」(58.7%)が最多となり、「連絡手段」(56.6%)、「ゲーム」(52.3%)が続いた。一方で、保護者が子どもに求める使用目的としては、「調べもの」(55.7%)が最多となり、「連絡手段」(54.7%)、「学習」(51.3%)の順となった。
自身の子どもが、スマートフォン・タブレット端末を使用することに、不安を感じるかを尋ねた質問では、「不安を感じる」(21.3%)と「どちらかというと不安を感じる」(51.3%)を合わせた割合が72.6%に達している。
保護者自身が感じている不安としては(複数回答)、「スマホ・タブレット端末への依存」(44.2%)が最多となり、「視力の低下」(35.5%)、「有害コンテンツに触れる」(25.6%)がそれに続いた。
自身の子どもが学校から提供されたタブレット端末を所有していると答えた人(418名)に、学校から提供されている学習用端末について学校側からのルールがあるかを尋ねたところ、「ルールがある」という回答が75.6%を占めている。
学校から提供された学習用端末について、学校側が定めているルールとしては(複数回答)、「利用アプリの制限」(58.2%)がもっとも多く、「閲覧制限」(57.0%)、「SNSの利用禁止」(51.3%)がそれに続いた。
2024年度より本格導入されるデジタル教科書について知っているかを尋ねた質問では、「知っている」(16.8%)と「どちらかというと知っている」(23.3%)を合わせた割合は40.1%に留まり、「知らない」が59.9%に達している。
自身の子どもがデジタル教科書で学ぶことについて、どのように感じているかを尋ねたところ、「期待している」(23.8%)と「どちらかというと期待している」(49.9%)を合わせた割合が73.7%を占めた。
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