ラックは、ICTや情報メディアを活用するために必要な知識をまとめた「情報リテラシー啓発のための羅針盤コンパス 情報活用編」(以下 情報活用編)を改訂した第2.0版を、1月22日に公開した。

「情報リテラシー啓発のための羅針盤コンパス」は2019年3月のリリース以降、研究者による学術的根拠および法教育の視点に基づいた監修を受けながら「本編」「参考スライド集」「情報活用編」および「使い方ガイド」を公開し、随時更新しながらシリーズ累計で1万冊以上を配布している。
2020年に公開された「情報活用編」は、日常生活の中でICTや情報メディアの活用シーンを「基本操作」「情報を発信・共有する」「遊ぶ」「学ぶ・働く」「売る・買う」「ICTをもっと活用する」の6つのカテゴリに分類し、どのように活用できるかを中心に編纂されている。
今回公開された第2.0版では、近年あらゆる場面で導入が進んでいる生成AI活用の項目が新たに追加(項目26 AIを活用する)され、生成AIの活用に触れている。この項目では生成AIが業務ツールとして導入されている事例や、利用する際のメリット、生成AIに入力する質問・命令文(プロンプト)、出力されたデータを利用する際の注意点などについて解説されている。さらに最新の情報を踏まえた全体の見直しを行い、イラストを追加して見やすさが改善された。
最新の法改正やGIGAスクール構想に対応した「情報リテラシー啓発のための羅針盤」第2.0版(本編)とあわせて活用することで、デジタル社会・Society 5.0時代に対応した情報リテラシーにおける光(情報活用)と影(インシデント)の両面を網羅した知識を身につけられる。また「情報活用編」の改訂に合わせて「使い方ガイド」の第2.1版も公開されているため、さまざまな場面で「羅針盤」を利用する際の参考として活用できる。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア