アライドテレシスは、教育機関を対象にネットワーク環境の分析・調査を実施する「ネットワークアセスメントサービス」の提供を開始したことを、12月12日に発表した。
今回、提供が開始された「ネットワークアセスメントサービス」は、令和5年度(2023年度)と6年度(2024年度)の「ネットワークアセスメント実施促進事業」補助金に対応したメニュー。
ネットワーク専業メーカーとして、さまざまな顧客のネットワーク設計や構築に携わってきた経験と実績、過去の対応事例から現状の問題を解決する提案力といった、同社が長年培ってきた数多くのノウハウをもとに、学校における課題や希望をヒアリングする。その後、内容に応じた各種診断をさまざまな方法で行うことによって、分析から問題の原因特定、結果レポートの報告と対策の提案までを一貫して実施する。
同サービスにおけるネットワーク環境の調査は、構成調査/現状のヒアリング→無線LAN調査→通信の遅延測定→トラフィックの可視化という手順で行われる。
構成調査/現状のヒアリングでは、ヒアリングシートに沿って顧客の現状のネットワーク構成や機器設定、課題について確認する。さらに、ヒアリングの内容に基づいて問題の原因と考えられる要素を特定して、必要な調査内容を検討する。
無線LAN調査では、無線LAN環境の設計や運用状況について調査し、近隣からの電波干渉の有無や電波の到達エリアを把握することで、アクセスポイントの台数と設置場所が適切かを判断して、無線LAN設計の改善につなげる。
通信の遅延測定では、学内ネットワーク、インターネット回線、特定のWebサイトといった、ボトルネックとなっている箇所と通信品質を可視化し、傾向を把握することによって通信の遅延が起きている箇所を調査・特定する。
トラフィックの可視化では、ネットワーク上の通信の詳細を調査・可視化し、通信量の多い時間帯やよく使われているアプリケーション、送信元から送信先への経路を把握することで、ネットワークをより効率的に活用するための見直しにつなげる。
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