Classiは、同社が提供している教育プラットフォーム「Classi(クラッシー)」の新しい学び支援機能「学習トレーニング」において、「情報I」の教材を10月19日より追加リリースした。
「情報I」では、(1)情報社会の問題解決、(2)コミュニケーションと情報デザイン、(3)コンピュータとプログラミング、(4)情報通信ネットワークとデータの活用の4項目を学ぶ。これらの内容は、2025年度以降の大学入学共通テストにおいて試験範囲となった。
こうした状況の中、ベネッセコーポレーションが高校教員274名を対象に行ったアンケート調査結果において、学校現場では以下のような課題に直面していることがわかった。
- 専任の教員が不足:学校では情報科目の専門家や教員が不足しており「情報I」の指導に困難が伴っている。特にプログラミングやデータサイエンスなどの技術的な面での指導経験や知識が不足しており、これは高校教員の22.6%が感じる課題としてあがっている。
- 共通テストへの対応:共通テストに出題されるものの、対策方法が確立していない状態であり、高校教員の42.3%がこれを最も大きな課題と感じている。
同社は、これらの教育現場の課題解決と次世代の情報リテラシー育成に向けて「学習トレーニング機能」に「情報I」教材を追加リリースすることとした。
「情報I」教材の内容
- 教材:情報I オンライン学習コンテンツ
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特徴:各単元の重要語句や知識・公式を押さえることのできる問題・テスト
- 取り組みやすい一問一答形式の問題:入試に向けて本格的な演習に入る前に、生徒自身で知識事項の復習・確認が可能
- 授業の復習に適切な単元粒度のテスト:授業後、教員が復習課題として配信することも可能
なお、ベネッセが提供している「情報I」対応のデジタル・情報活用力に関する学習プログラム「Pスタディ」との共通コンテンツとして、12月には共通テストに向けた演習問題と解説動画の追加が予定されている。これにより「Classi」上で利用できる「学習トレーニング機能」において、英数国の主要三科目に加え「情報I」の学習が可能となった。また2024年4月より順次、高校範囲理科・地歴(高校範囲のみの追加)コンテンツが搭載される予定。
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