NTT東日本は、東北福祉大学、常盤木学園高校と共同で最新のデジタル技術を活用し、榴岡(つつじおか)公園を中心とした仙台市宮城野区の活性化に取組むことを、7月5日発表した。また同社の社員が講師となり、デジタル技術について学ぶ機会を学生・生徒に提供する。
東北福祉大学と常盤木学園高校は、4月に高大連携協定を締結し、学校教育の振興と地域社会の発展と人材育成に力を入れている。また、NTT東日本は、地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業として地域活性化の取組みを推進している。そうした中、3者が地域活性化の取組みについて意見交換をする場があり、その中でアイディアが生まれ今回の共同事業の実施に至った。
この取組みでは、榴岡公園を中心とした仙台市宮城野区エリアの現在と過去の歴史、植物や施設の情報などを記したマップを、バーチャル空間上に作成する。これにより、公園利用者への学びの場の提供や誘客のコンテンツ化に貢献するほか、未来のまちづくりを検討する際のベースとして地域全体で活用することを目指す。取り組みの期間は7月6日~2024年3月31日。
主な取り組み内容は以下の通り。
- 学生・生徒に対するDX等のデジタル技術や映像技術に関する勉強会
- 地域活性化を目的としたデジタル技術の活用法に関するワークショップ
- バーチャル空間でのマップ作成に関するコンセプト企画、ワークショップ
- 360°カメラによる榴岡公園での撮影、撮影データの編集、バーチャル空間マップの作
- 完成したバーチャル空間やマップを使った地域活性化策の検討や施策実施
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