日本教育再興連盟(ROJE)は、同法人の運営する「ギフテッドプロジェクトsprinG」において、2023年度に文部科学省から「特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業」の委託を受けて教職員への支援を開始。その一環として、国内の小中学校の教職員を対象に「特定分野に特異な才能のある子どもに関する『勉強会&相談会』」を7月22日に開催する。参加費は無料で、事前登録が必要。
同イベントでは、「ギフテッドプロジェクトsprinG」の代表であり、児童精神科医として特定分野に特異な才能のある子どもの診察を行ってきた医師と、インクルーシブ教育を専門に特別支援教育について研究を行う大学教員によるレクチャーが行われるほか、参加者からの質疑応答や相談も受け付ける。
参加対象は、原則、国内の小中学校の教職員で、学校教育法第1条に定める学校以外のフリースクールなどに勤務する人も、希望があれば申し込みが可能となっている。開催日時は7月22日の10時~11時30分で、11時~11時30分は任意参加の相談会となる。
「ギフテッドプロジェクトsprinG」は、日本教育再興連盟(ROJE)がギフテッド特性を持ち学校に馴染みにくい子どもと、その保護者へ居場所や情報を届けるために2022年度に立ち上げられた。現在以下のような活動を継続的に行っており、これまでに250以上の家庭が参加している。
- 子ども向け:メタバース空間上に居場所を平日毎日開放し、大学生スタッフや仲間との交流の機会を提供。年数回対面イベントも実施
- 保護者向け:保護者同士で気軽に相談ができるオンラインコミュニティの運営と、月1回専門家や当事者からの勉強会を実施
さらに、学校で困難を抱える子どもが多いことから、2023年度より教員向けに勉強会や個別相談を実施することによって、子ども自身と子どもを取り巻く家庭・学校のすべてにアプローチを行っている。そのほか、活動を通して得られたデータを論文にするなどして発表し、課題の啓発にも取り組む。
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