Bot Expressは、自治体職員向けに、スマホ市役所を実現している官公庁・地方自治体の事例を共有するオンラインセミナー「Bot Express Showcase #16」を、7月31日に開催する。参加費は無料。
同セミナーでは、岡山市立学校126校に導入された「LINEを使った学校連絡システム(欠席連絡・情報配信)」の事例について紹介する。システム選定や実装する機能の検討、学校との連携など、プロジェクトを推進した同市教育研究研修センター 情報教育推進室 室長の赤枝辰哉氏が登壇し、取り組みについて紹介する。Bot Expressからは、代表取締役で開発責任者でもある中嶋一樹氏が登壇し、官公庁専用対話型アプリケーション「GovTech Express」の仕組みや全国の導入自治体の事例について紹介する。
同市は、4月より市立小中学校・義務教育学校・高等学校126校において、岡山市LINE公式アカウントを通して学校と保護者が連絡可能となるシステムの利用を開始した。LINEから欠席・遅刻の連絡、クラス・学年・部活・PTAといったコミュニティ単位でのメッセージ配信、さらにLINEによる個人懇談や家庭訪問の希望日時調整などが24時間可能となった。取り組みの目的である、学校連絡にかかわる保護者の負担軽減と教職員の働き方改革に伴う「子どもと向き合う時間」の充実につながっている。
同市のような市立学校への一斉導入には、「同一性での負担軽減」「地域に適した最良のサービスを最小限のコストで実行できる」などの利点がある。どの学校でも同じツールであれば、教職員は異動しても即座にシステムに適応でき、保護者は同市内で転校もしくは小学校から中学校に進学してもスムーズに操作が可能となる。
システム構築観点では、それぞれの学校での個別発注・個別開発する手間がなくなり、全校から出た意見を一つのサービスに集約して、地域に適した最良のサービスを実現することが可能。
セミナーでは、LINEを活用した理由やシステム導入までの流れ、運用の工夫、どのような効果を得ているのかを赤枝氏が紹介する。
参加対象は以下のような自治体職員。
- 教育委員会で情報教育を担当している。
- デジタル推進担当で、どのようなDX事例があるのか情報収集している。
- Bot Expressのサービスに興味があるが、実際の利用自治体の声を聞いてみたいと思っている。
- LINE公式アカウントの拡張サービスを導入済みだが、もっとLINEの活用の幅を広げたいと考えている(「GovTech Express」は他社サービスとの併用可能)。
開催日時は7月31日の15時~16時。参加には、Bot Express LINE公式アカウントのメニュー「イベント」からの申し込み、または以下イベント専用フォームからの申し込みが必要となる(当日まで申し込みが可能)。なお参加が難しい人は、申込時にその旨を記載すると後日アーカイブ動画や資料が送付される。
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