ファイルフォースは、同社の提供する国産クラウドストレージ「Fileforce」を、奈良県立医科大学が導入したことを7月16日に発表した。

奈良県立医科大学は、「最高の医学と最善の医療をもって地域の安心と社会の発展に貢献する」という建学の精神のもと、医療・看護分野の人材育成に取り組んでいる。
同学では、これまでオンプレミスファイルサーバと学外向けのシステムを併用してファイル管理を行っていたが、複数システムの運用による管理負担と、ハードウェア更新による運用負荷とコスト増が課題となっていた。
その後、従来の運用体制を維持し続けるべきかを再考するタイミングで、複数のクラウドストレージを比較検討した。その際、既存のActive Directory環境との連携、直感的な操作性、高いセキュリティ要件を満たす「国産」サービスであることを重視し、これらすべての要件をバランスよく満たす「Fileforce」を選定した。
とりわけ、長年にわたってActive Directoryで運用してきた環境からのスムーズな移行を実現する上で、「Fileforce」のActive Directory連携機能によって移行作業の負担を大幅に軽減できることが、選定の決め手のひとつとなったという。

「Fileforce」が評価されたポイントは以下の通り。
- 開発、データ管理、運用まで一貫して国内で行われている「国産」サービスの安心感
- 既存のActive Directory環境とセキュリティグループとをユーザー情報を含めてシームレスに連携でき、複雑な権限管理もスムーズに移行可能
- 直感的な操作感で、1000名以上のユーザーに対する特別な教育がほぼ不要
「Fileforce」の導入によって、以下のような効果が得られた。
- ファイル管理システムの一元化による、運用管理負担の大幅な軽減、およびユーザーの利便性向上
- SSO(シングルサインオン)連携、多要素認証、詳細なログ管理、ランサムウェア対策機能などによる、運用効率とセキュリティレベルの両立
- 強力な検索機能やファイルの可視化でユーザーの業務効率と満足度が向上、それにともなう問い合わせの削減
「Fileforce」は、「『シゴト』の進化で、あらゆる組織に『チカラ』を」をミッションに掲げる国産クラウドストレージサービス。ファイルサーバやNASの慣れ親しんだ操作、フォルダ構成、アクセス権限管理などの運用を変えることなく、社外とのファイル共同編集や共有、ワークフローなどにも対応し、セキュアかつシームレスなコミュニケーションを実現する。あわせて、ランサムウェア対策や電子帳簿保存、IT監査対応といった強固なセキュリティと信頼性の高いインフラも提供している。
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