ベネッセコーポレーションは、「進研ゼミ」の「赤ペン先生の添削指導」サービスを、学校向けに7月より提供開始することを、7月16日に発表した。学校向けに赤ペン先生のサービスを展開するのは、1969年の進研ゼミ高校講座開講以来初となる。導入1校目は、神奈川県立横浜翠嵐高校に決定した。
教員の働き方改革や価値観の変化が進む中、学校現場では生徒一人ひとりに対するきめ細かな添削指導に十分な時間をかけられないという課題がある。また、指導力の継承が難しくなっていることも問題視されている。
これらの課題を解決するために、ベネッセは「進研ゼミ」の添削指導ノウハウを活かし、生徒に寄り添った個別最適化された学びを提供することで、学校教育を支援する。生徒を学校外からもサポートし、質の高い指導を実現する学校環境の整備に貢献する。

同サービスは、神奈川県立横浜翠嵐高校の場合、1〜2年生(約700名)を対象に数学の応用・発展レベルで導入する。実施は夏・秋・冬の年3回。採点に加え、解答のポイント、答案の改善点、復習のためのアドバイスなどの正解指導を行う。また、指導支援として、出題背景情報、添削問題分析結果、類題なども提供する。なお、今後の展開によってサービスの内容は検討される予定。
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