小学生向けプログラミング教育事業のCA Tech Kids(シーエーテックキッズ)は、香川県善通寺市とデジタルシティズンシップ推進に係る連携協定を締結したことを、6月2日に発表した。これに伴い、5月31日に善通寺市役所にて協定締結式が行われた。
同社と善通寺市は、小学校のプログラミング教育必修化に先駆け、2019年より同市内小学校でのプログラミング教育に取り組んできた。また翌2020年より継続的に、同市内全8校でプログラミング授業を実施したり「善通寺市キッズプログラミングコンテスト」を開催したりしている。
同連携協定は、新しいテクノロジーがもたらす機会を主体的に考え、その利活用や情報に基づいた選択ができるようになるための規範「デジタルシティズンシップ」を推進することを目的として締結された。
同協定の具体的な内容は以下の通り。
小学生プログラミング教育支援
2019年より同社が行っている、小学校教員へのプログラミング教育研修や、市内小学校でのプログラミング授業を継続する。
中学生以上を対象とした、より発展的なプログラミング学習支援
2023年に善通寺市総合会館がリニューアルした、新たな学び・交流の場「ZENキューブ」にて、無償で利用できるプログラミング自習室を開設する。同社が独自に開発をしたeラーニング教材を用い、中学生以上の市民が自由にプログラミングを学べる場を提供する。同教材では、発展内容として本格的なテキストコーディングを学習でき、プログラミングに意欲のある子どもたちのさらなる学びを支援する。
市職員などへの「ChatGPT」研修
米OpenAIが開発する大規模言語モデルを用いた高度な対話型AI「ChatGPT」の利用方法について、市職員を対象に研修を行う。同研修では「ChatGPT」の利活用方法や、リスクなどの留意事項を含めてAI技術との付き合い方について学ぶ。なお「ChatGPT」に入力された情報がAIの学習に利用される可能性があることを踏まえ、機密情報や個人情報を扱わないものとし、情報の安全な管理が徹底される。
第1弾として、協定締結式と同日の5月31日に約30名の善通寺市職員に対して研修が実施された。
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